人は変われる:理科を学ぶ理由 | みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

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アメリカオレゴン州、ワシントン州にある学習塾巣鴨アドバンススクール(www.sugamoadvance.com)で日々子供達と奮闘中です。

曇り空、小雨

少しずつポートランドっぽくなってきましたね。



理科実験を毎日行っていますが、理科を学ぶ理由とは何でしょうか。

それは水が100℃で沸騰することを学ぶことでしょうか。

それとも氷に塩をかけると-20℃になることを学ぶことでしょうか。


私の先輩はこう言っていました。

「物質は何かに縁することにより変化する部分と変化しない部分がある。

人も同じように変化する部分と変化しない部分がある。

物質が縁するものによって変化するように、

人も変われるのだ」と。



水という性質に根本的には変わりはないのですが

それが氷になったり水蒸気になったり

水ではなくなってしまう。

でも、何かで熱したり冷やしたりして

何かに縁すると、また水に戻る。


変わらない部分があるけれども、変わる部分がある。

私たちもそうです。

「私」の名前は変わらないですし

「私」の10年前と今の「私」に変わりはありませんが

確実に変わっている部分もあります。


生物学では細胞は7年間ほどで完全に入れ替わる、と言われています。

つまり、「私」の7年前にあった体中の細胞は、今一つもない、ということです。


人は変われる。

それを学ぶ為の理科実験。

なんだか奥が深いですね。