ついに本格的な雨の到来ですね!
なんだか今まで晴れていた事が嘘かのようなこの天気です。
巣鴨アドバンススクールの教育方針は
可能なかぎり生徒の自主性にゆだねる、ということです。
例えば
生徒が宿題をしてこなければ
自由と責任を伝え
宿題をしてくるのもしてこないのも自由
ただし、宿題をしてこなければ、力もつかないし
いずれ塾も辞める事になる。
その責任は自分でとるんだよ
と直球ストレートを投げます。
子どもたちが喧嘩をしようものなら
大人はなるべく介入せず
子ども同士で解決するよう、伝えます。
自分でまいた種は自分で解決しなければいけません。
大人がいないと問題を解決できない子に育ってほしくありませんし
宿題も、強制的にやらされないとできない子に育ってほしくありません。
彼らの自主性を尊重して、良い意味で任せる。
これが今の大人に必要とされていることではないでしょうか。
(ただし、完全に任せていると、タイミングを逃す子(特に男の子)もいますので要注意です)
今日もそんな自主性に任せる場面がありました。
巣鴨アドバンススクールでは
個別指導とクラス授業があり
個別指導では
学年も教科も別々の子どもたちが
一緒に勉強しています。
一人の生徒(アメリカ生まれアメリカ育ち)が日本語の勉強をしており
ひらがなを一所懸命よんでいました。
たどたどしい読み方でしたが、彼は彼なりに頑張っていました。
しかし、他の生徒(日本うまれ日本育ち)がその子の読み方を馬鹿にするように
クスクス笑っていたので
私は、彼に「外にいこっか」と伝えました。
その子も察したのか
一瞬にして真面目な顔に。
二人で教室の外に行き、私は聞きました。
「もし自分が英語の文章を一所懸命読んでいたとしよう。
単語がよく分からなかったりして、スラスラ読めなかったとしよう。
でも、英語がわかるようになりたいから、一所懸命よむ。
そんな時、他の子に笑われたらどう思うかな。」
「嫌な気分になる」
「そうだよね。
なら、あの子が努力しているところを笑って
嫌な気分にさせて、楽しい?」
「•••」
「はい、戻って良いよ」
馬鹿にするな、とか、人の事を笑うな、とかそういうことは言いません。
あくまでも自主性に任せた上で
自分の言動により、相手がどう思うかを想像させ
その上で、自分で判断させます。
その根底にあるもの、それは
この子に人の努力を馬鹿にするような子に育ってほしくない、という責任感ですし
この子は人の努力を馬鹿にするような子ではない、という信頼感です。
それでは皆さん雨に負けずに良い週末を♩