日本の子たちの夏期講習3:入学後への影響 | みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

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アメリカオレゴン州、ワシントン州にある学習塾巣鴨アドバンススクール(www.sugamoadvance.com)で日々子供達と奮闘中です。

こんにちは。

今日はポートランド、微妙な雲行きですね。

さて、前回、前々回と日本の夏期講習の話をお伝えしました。


よく帰国子女受験は有利だ、と言われます。

日本の子たちのように

一週間に5日間、一日5時間塾に缶詰になる必要はなく

帰国子女入試、という形で一般入試よりは有利に入学できるからです。


さて、ここで皆さんがあまり考慮しないことに

「入学後」というものがあります。

たとえ、帰国子女入試でうまく入学できたとしても

入学後、周りは受験勉強を乗り越えてきた子たちばかりです。


そんな中で

帰国子女として入ってしまった子供たちは

どのように同じ土俵で勉強するのでしょうか。

運よくレベルの高い学校に入れたがゆえに

入学後、勉強が大変で

他校に転校してしまう、という話も聞いたことがあります。


もちろん、巣鴨アドバンススクールで勉強している子たちには

そんなことがないように、

日本の子達がどれだけ勉強しているのか

ということで、とことん脅しますし(笑)

夏も日本の子達ほど授業時間はとれないかもしれませんが

それ以上に量より質で勉強してもらっています。


昨年の受験生も

毎日のように塾に来てもらい

これでもか、というくらい勉強してもらいました。


現在は日本に帰国して

学問でも大きな問題なく適応できているようです。


一般受験の勉強ですと

合格目指しすことにより力はついていくのですが

帰国子女受験は、合格することにだけ注力してしまうと

本当の実力はつきません。


そういう意味で、本当の実力をつけること

日本の子達と同じ受験勉強に励むことこそ

本人にとって帰国後の負担を軽減する最良の選択かと思います。