文章の訂正は最小限で | みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

アメリカオレゴン州、ワシントン州にある学習塾巣鴨アドバンススクール(www.sugamoadvance.com)で日々子供達と奮闘中です。

今日は指導方法を。



よく子どもたちが見せてくれる

感想文などで

色々と直しが入っている文章を見ます。


ここは「を」ではなく「に」とか。

ここは「は」ではなく「が」とか。

こういった直しが有効なのは言うまでもありません。

子どもたちも、そうかそうか、とそのときは思う訳です。



しかし、文章というのは癖なわけで

直しを入れたら直るのかと聞かれると

そうとは言えません、と私は答えるでしょう。


そもそも文章力というのは

正しい文法で書かれた文章のことを言うのでしょうか。

私は正しい文法というのは後でついてくるものだと思っています。


なので、私が目指していることの一つに

子どもたちに文章を書く事は楽しい、と思ってもらうことがあります。

感想文などを提出してもらった時は

文章を直すよりも

内容に対して

「なるほどぉ、先生はこんなこと知りませんでした」とか

「この次はどうなるのか楽しみです」などなど

直しよりも、そういった言葉を書くようにしています。


文章を直すのは

もう少し後、子どもたちが高校生くらいになり自立的に日本語を学び始め

「ここはこの言い方で正しいでしょうか」

なんて聞いてくる時で良いのかな、なんて思います。

それでは皆さん良い週末を♩