今日は指導方法を。
よく子どもたちが見せてくれる
感想文などで
色々と直しが入っている文章を見ます。
ここは「を」ではなく「に」とか。
ここは「は」ではなく「が」とか。
こういった直しが有効なのは言うまでもありません。
子どもたちも、そうかそうか、とそのときは思う訳です。
しかし、文章というのは癖なわけで
直しを入れたら直るのかと聞かれると
そうとは言えません、と私は答えるでしょう。
そもそも文章力というのは
正しい文法で書かれた文章のことを言うのでしょうか。
私は正しい文法というのは後でついてくるものだと思っています。
なので、私が目指していることの一つに
子どもたちに文章を書く事は楽しい、と思ってもらうことがあります。
感想文などを提出してもらった時は
文章を直すよりも
内容に対して
「なるほどぉ、先生はこんなこと知りませんでした」とか
「この次はどうなるのか楽しみです」などなど
直しよりも、そういった言葉を書くようにしています。
文章を直すのは
もう少し後、子どもたちが高校生くらいになり自立的に日本語を学び始め
「ここはこの言い方で正しいでしょうか」
なんて聞いてくる時で良いのかな、なんて思います。
それでは皆さん良い週末を♩