日本で電車などに乗るとでくわす学生さんたち。
彼らの会話からよく聞こえてくる言葉の一つに
「だるい」
というのがあります。
部活なんてだるいよね。
勉強ってだるい。
こんな言葉を聞くたびに
私はつい声をかけたくなってしまいますが
声をかければ、ただの変なおじさんになってしまいますので
ぐっと我慢しています(笑)
そんな子たちに伝えたいのが
だるいなんて言葉を使うんじゃない!
なんて大人の説教ではなく
世の中見回してみると
見方次第ではだるいことばかりだよ、ってことです。
だるいって言うのは、それをする価値を見いだせない
ということだと思います。
なんでそんなことをしているのか分からない。
お化粧だって
買い物だって
なんでそんなことをする必要があるのか
と思ってしまえば、「だるい行為」になります。
結局目的が見えない行為は、すべてが「だるい」のです。
つまり、例の学生さんたちは
勉強や部活動をする目的が分からないから
だるい、と言っているだけなのだと思います。
勉強する目的。
それは単純です。
自己の成長だったり
夢の実現だったり
人によって様々あるでしょうが
根本的な目的は
ハッピーな人生を送る事、なのではないでしょうか。
ハッピーな人生って何かというと
人を大事にし、人に大事にされる
ということだと思います。
そして、人は
勉強して
力をつければつけるほど
より多くの人を大事にしていけるのです。
これは選択です。
別に勉強しなくても
部活をしなくても
人を大事にすることはできますし
十分ハッピーな人生を歩む事は可能でしょう。
ただ、より自分の可能性を活用して
他者を大事にすることができれば
それこそ本当にハッピーな人生ではないでしょうか。
充実感ある人生ではないでしょうか。
私自身
大学、大学院と人生が嫌になるほど勉強してきて良かったな、と思います。
そのおかげで、忍耐力がつきましたし
文章力や読解力、計算能力
そして経営学、政治学、社会学、生物学、言語学の知識も
全てが今、役に立っていると実感しています。
そんなわけで
「だるい」
なんて言葉を使う生徒たちは
単純に部活動や勉学の目的を分かっていないだけで
彼らの「だるい」という発言の真意は
目的が分からないから教えてほしい!
ってことなのだと最近は思うのです。