私が夢中だったこと:小学生編 | みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

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アメリカオレゴン州、ワシントン州にある学習塾巣鴨アドバンススクール(www.sugamoadvance.com)で日々子供達と奮闘中です。

生徒からのリクエストに応えまして

小学生の頃、夢中だったものについて紹介したいと思います。


私が小学生の頃夢中になったもの

それはドラゴンボールのカードダスでした。

何が楽しかったのか

今思うと本当に不思議で仕方ないのですが

小学校低学年の頃は

デパートのおもちゃ売り場に行き

20円を入れては

取っ手を回してカードをゲットしていました。

あの一枚一枚入手するのが楽しいんですよね。

たまにキンキラのカードが出てくると

弟と一緒に盛り上がっていました。

他の人がカードダスをしていると

心の中でキンキラが出てきませんように

なんて願っていましたね(笑)



カードの下にHPと言って

一体何の略なのか分かりませんが

キャラの強さが表示されるんですね。

主人公の悟空が成長するたびに

HPがあがる、それが我が事のように嬉しかったのを覚えています。

おぉ、すごい、HP5000越えた!!!

強ええええ!!!

なんてデパートのおもちゃ売り場で弟と一緒に盛り上がっていました。

別にそのカードを使ってゲームをするとかではないんですよ。

本当に幸せな日々だったのだな、と思います(笑)



そんなエキサイティングな日々をおくっていたものの

おばあちゃんとおじいちゃんが

お土産として、カードダスを10枚束とかでいくつか持ってきてくれた時

カードダスに対する盛り上がりも冷めてしまったんですよね。

私から頼んでおいて、なんて自分勝手な子どもなのだろう

と思うのですが

今考えてみると

それを手に入れる過程も含めての価値だったのだと思います。

弟と一緒にデパートまで行き

順番を待ち

20円を入れて

ドキドキしながら、カードを取り出す。

その過程を経て、本当の価値が見いだされる、とでも言いましょうか。

それをなんの過程も経ずに

まとめて何十枚も目の前に出されて

冷めてしまったのでしょう。




世の中のもの全てに共通することだと思いますが

それを手に入れる過程も含めた価値なのです。

オリンピックの金メダルもそうですし

英検もそうでしょう。

甲子園もあれば

テストの点数で学年で一位になる、というのも

またカードダスもそうです(笑)

すべては、それを手に入れる過程まで含めた価値なのだと思います。


そういう過程をスキップしてしまうと

価値というものは劇的に下がってしまうのだと思います。

それを手に入れるために努力してこそ

本当の価値なのだと思います。


そんなわけで、小学校低学年時に夢中になったカードダスでした。