良かったのか悪かったのか
よく分からない天気でしたが
皆さんはいかがお過ごしでしたでしょうか。
今日は久しぶりに本の紹介をしてみたいと思います。
「星の王子さま」
サンテグジュペリ作の本であり
もう古典的名作なので
紹介する必要もないかと思いますが
私のお気に入りでもあるので
紹介したいと思います。
この「星の王子さま」という本は
とある星の王子が色々な星を旅し
人間(大人)を風刺した内容となっております。
彼が出会う大人には
現代の大人の象徴となる姿が描かれています。
すべてを命令したがる王様
誰からも感心されたいうぬぼれ男
酒を飲むことが恥ずかしく、それを忘れるために酒を飲むのみすけ
数字のことしか頭にない実業屋
常に命令に忠実な点燈夫
山や川にしか興味の無い学者
どの大人も、現代の大人をとても上手に描写しています。
この中で、まだ友達になれそうだ、と王子さまが言ったのが
点燈夫でした。
なぜなら彼はまだ自分のためだけでなく
他人のために働いているから、と。
これまた深い一言です。
どの古典的名作にも通じることですが
星の王子さまは
読むたびに深く味わえるような気がします。
そして、何よりも私の好きなシーンは
キツネくんと王子様の会話です。
キツネ君は王子様にこう伝えます。
僕達はまだお互いにとって
多くいるキツネの一匹であり、多くある人間の一人でしかない。
それが少しずつお互いにとってなくてはならない存在になるんだ。
そうなるためには、「決まり」をつくること。
決まった時間に会う事にするんだ。
4時に会うって決めたら、その時間に会うことにする。
毎日違った時間じゃ駄目なんだ。
だって、4時に会うって決めたら、僕は3時にはドキドキして嬉しくなってくる。
そうやって幸せをかみしめるんだ。
それが長い間続けば
やがて君は僕にとってかけがえのない存在になる。
僕も君にとって一匹のキツネではなく、この世に一匹しかいないキツネになるんだ。
こんな言葉だったかと思います。
すみません、原作にまったく忠実ではないのですが
キツネ君のこの言葉が私はとても心に残っています。
最初は皆が何十億人といるうちの一人でしかなかった存在が
やがてかけがえのない一人となる、と。
こんなことを書いていると
また星の王子さまを読みたくなってきました。
星の王子さま (岩波少年文庫 (001))/サン=テグジュペリ

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