子どもに勉強させるには:言葉よりも背中 | みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

アメリカオレゴン州、ワシントン州にある学習塾巣鴨アドバンススクール(www.sugamoadvance.com)で日々子供達と奮闘中です。

保護者面談などで

子どもが勉強しないと嘆くお母さんに

このような質問をしたことがあります。

「お母さんは何か勉強していますか」

と。


「勉強」というと限られてしまいますので

「自己向上に努める」と言い換えましょう。

読書でも良いですし、英語の習得や、

楽器の演奏、裁縫

ボランティア活動

何でも良いのだと思います。


そういう親の自己を向上しようとする心に触れることで

子どもも、自分も向上していこう、勉強していこう、となります。


それなのに、子どもに勉強しなさいしなさい、といい続けて

自分だけテレビを見ていたのでは

子どもも納得しないでしょう。


私が子どもの頃の話ですが

リビングでテレビを見ている時に

母親が隣のダイニングテーブルで勉強し始めると

なんだかテレビを見て笑っている自分が虚しくなり

よくテレビを消して、勉強机に向かっていました。



勉強しなさい、という言葉よりも

親の背中を見せることのほうが

その何十倍もの重さがあります。