保護者面談などで
子どもが勉強しないと嘆くお母さんに
このような質問をしたことがあります。
「お母さんは何か勉強していますか」
と。
「勉強」というと限られてしまいますので
「自己向上に努める」と言い換えましょう。
読書でも良いですし、英語の習得や、
楽器の演奏、裁縫
ボランティア活動
何でも良いのだと思います。
そういう親の自己を向上しようとする心に触れることで
子どもも、自分も向上していこう、勉強していこう、となります。
それなのに、子どもに勉強しなさいしなさい、といい続けて
自分だけテレビを見ていたのでは
子どもも納得しないでしょう。
私が子どもの頃の話ですが
リビングでテレビを見ている時に
母親が隣のダイニングテーブルで勉強し始めると
なんだかテレビを見て笑っている自分が虚しくなり
よくテレビを消して、勉強机に向かっていました。
勉強しなさい、という言葉よりも
親の背中を見せることのほうが
その何十倍もの重さがあります。