進路:大変だからこそ価値は高い | みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

アメリカオレゴン州、ワシントン州にある学習塾巣鴨アドバンススクール(www.sugamoadvance.com)で日々子供達と奮闘中です。

昨今の大学は

入試が多様化されており

大学を選ばないのであれば

そこまで勉強しなくても入学可能です。


また日本の大学は卒業も

アメリカの大学ほど難しくないため

入学も楽に卒業も楽に

大学卒業資格が取れてしまいます。

それが今の日本の現状です。


しかし、企業もそれを熟知しているため

大学卒であれば誰でも受け入れますよ

という企業はなかなかありません。


大学の名前は何より

それ以上に、その人が大学でどのような生活を送り

どのようなことを学んだのか

その人材は自分の頭で考え、行動をとれる人間なのか

そういったことを見られるのです。


つまり、ある程度、名がある大学に

うまく帰国子女枠で滑り込めたとしても

社会で受け入れられるか、というとそれは別問題なのです。


そういったシステムの中

楽な方、楽な方に流れていく生徒たちを見て

それはちょっと危ないんじゃないか、と思います。

楽であれば楽であるほど、それは誰でもできる、ということであり

価値も低いのです。


なぜオリンピックの金メダルにあれだけの価値があるのかと言うと

それは金メダルを獲得するのは並大抵ではないからです。

楽に金メダルが取れるようになれば、それは金メダルの価値がなくなったことを意味します。


楽に入学、楽に卒業であれば

それはそれに価値がないことを意味します。


だからこそ、生徒たちには

挑戦する人生を歩んでいってほしいと日々伝えています。


またお母さんお父さんたちにも

そのように子どもにも伝えてほしいと思います。

楽な道は価値も低い、ということを。