受験とはどういうことか:塾の先生として一言 | みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

アメリカオレゴン州、ワシントン州にある学習塾巣鴨アドバンススクール(www.sugamoadvance.com)で日々子供達と奮闘中です。

塾の先生の仕事として



受験に合格させる、というのがあります。



責任をもってその責務を全うするためにも



受験直前で塾に駆け込むことだけはご遠慮ください。




こちらとして、やれることはやりますが





その子にとって本当の実力をつけるには期間が短すぎます。



塾によっては、受験1年前からは新入生を受け付けないところもあります。







相当優秀な子であれば、受験の1年前からの通塾で間に合うケースも稀にありますが



平均的な学力の子でしたら、受験2年前には通塾を始めるのがベストです。





日本の中学受験・高校受験となると



塾通いは、3時間×3日/週が普通であり



これにプラスして、週末に特別講座で勉強します。



週末は、1日に6時間の授業で、その前後に補習があるのも普通です。



別に時間だけ長く塾に居れば良いということではありませんし



量よりも質なのはごもっともですが



量も質もこなしてこそ本当の実力がつくというものです。





帰国子女受験は一般受験より



比較的(学校にもよりますが)入りやすいのかもしれませんが



入学後、受験を乗り越えてきた子たちと同じ土俵で切磋琢磨しなければいけません。



うまく滑り込めても、最悪の場合、学力面でついていけずに退学を余儀なくされてしまいます。




もちろん「うちは受験には関係ない」というご家庭も



受験勉強は本当の力をつけるには最高のチャンスです。





先日も受験をする予定はないけれども、中学受験レベルの勉強をしている生徒が



「こんな難しい問題やったことない」と



嬉しそうに問題に取り組んでいました。



ここで基礎的な力をつけておけば、人生においても有益になります。





もし受験を考えているのであれば



余裕をもって計画をたててもらえればと思います。