MDを知らない生徒たち・・・:技術の進歩 | みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

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アメリカオレゴン州、ワシントン州にある学習塾巣鴨アドバンススクール(www.sugamoadvance.com)で日々子供達と奮闘中です。

先日、生徒が取り組んでいた数学の文章問題で

MDという単語が出てきました。

MDって知ってる?

と聞くと

「知ってるよ、一リットルの涙で麻生君がいじってたもん」

という回答が・・・われらのMDが・・・(w_-; (笑)



そう、私が高校生の頃に発売を開始したMDプレーヤー

気づいたら、iPodなるものに押されて、消えていました。

当時はテープとは違い、デジタルで音を保存できる、ということで私はMD信者だったのですが

iPodが発売されるや、MDの存在価値は皆無となりました。


録音機材をさかのぼってみると

私が小学生の頃は

当時はやっていたアニメ「セーラームーン」の主題歌を録るために

母親は、テープレコーダーをテレビのスピーカーの前に近づけて

録音ボタンと再生ボタンの同時押しなる技を駆使していました。


周りは音を立てないようにと必死ななか 

空気を読まない弟が

がちゃがちゃ音を立てては、皆に「静かにして!」 ヽ(`Д´)ノ

と言われていました(笑)


そんなテープを車で流し

がちゃがちゃ余計な音が聞こえるたびに

「絶対これ弟がやったんだよ」 「違うよ、僕じゃないよ」

などと兄弟でののしり合いながら楽しい時を過ごしていました。


そう考えると便利な世の中になりながらも

もう録音機材の録音の音で兄弟がののしり合う事はなくなってしまったかと思うと

ちょっとさびしい気もします。