インターネット解約をきっかけに一家殺傷事件
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インターネットを解約された
15年間引きこもっていた男性が怒りを爆発させて家族を殺す。
父親、そしてそのまだ一歳のお孫さんが犠牲となりました。
このような事件には、いろいろな要因があるのだと思いますが
大きな要因の一つに「孤独」があるのだと思います。
家族と一緒にいるいない、という物理的なことではなく
精神的に周りに支えられているかどうか。
たまの電話で「元気?」と心配してくれる人がいるかどうか。
近所のおばちゃんに「あんたまだ親のすねかじってるの」と注意されるほどの信頼関係があるかどうか。
そんな多くの人に支えられている「孤独」でない人が
このような事件を起こすとは思えません。
今の日本は物質的に豊かになり
日々のご飯に困るということもほとんどなくなりました。
しかし、人間同士のつながりのない世界というのは
物質的にいかに豊かになったとしても
さびしく、むなしく、「孤独」そのものです。
また、インターネットという昨今最も発展した世界では
「孤独」が促進されます。
ネットの世界では匿名性が高く
どうしても発言に責任感が生まれません。
責任感がない、ということは、
チャットをしている相手や
ゲームをしている相手が
どんな状況であろうが、それを非難することも無視することも簡単です。
つまり、「孤独」が生まれやすい空間なのです。
そういう意味で、インターネットなどの利用について家族で話し合うことはもちろん
人と人とのつながりを大事にする社会を
一人一人が積極的に構築することが求められています。