巣鴨アドバンススクールでは
先生一人に対して生徒は数名のため
生徒一人一人が別々のことを進めることが可能です。
学年も違えば、やることも違う。
もちろん、学年もやることも同じであれば
同時に進めることができるのですが
個々の日本語力、英語力が違えば
目的も違うために
日本の塾のように
集団のクラスでいっせいに進めるということが適していません。
そこで、小学1年生の隣で
小学4年生が勉強を進めているような光景が巣鴨では多々あります。
これは少し前の話になりますが
小学1年生Aちゃんの問題を見て、うらやましがる小学4年生のBちゃんがいました。
「いいなぁAちゃんは簡単な問題で」とBちゃん。
「でも、Bちゃんの問題も、Bちゃんにとっては難しいかもしれないけど、先生にとっては難しくないよ」と私。
「そりゃあそうだよ。だって先生だもん」
「なるほど、そうすると、Bちゃんにとっては難しい問題も先生にとっては簡単な問題になる。
Aちゃんにとっては難しい問題もBちゃんにとっては簡単な問題になる。
つまり、問題が難しいか簡単かは、その人によるってことだね。」
「うん、そういうこと」
「そうしたら、Bちゃんが力をつければ、その問題も難しくなくなるってことだ。」
「まぁ、うん」
「そうしたら、今逃げずに頑張って問題を解けば、力がついてその問題も難しくなくなるね。」
「うん」
「よし、そうしたら、いっぱい力をつけるために、宿題もいっぱいだしちゃおう!」
「えぇぇぇ、それは嫌!」 笑
これは人生にも通じることだと思いますが
人が乗り越えるべき課題というのは
問題が本当の問題なのではなく
問題を乗り越えられない力不足な自分が問題なのです。
逆を言えば
力さえつけてしまえば、どんな問題もクリアできる、ということでもあります。
その力とは、時には知識であり、知恵であり、体力であり
何よりも、自分は負けないぞ、という強い気持ちではないでしょうか。
そんな人生の1つの方程式を学んでもらえればと思いながら
宿題を増やそうという思惑が敗れた攻防戦でした(笑)