学級崩壊:責任の擦り付け合い | みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

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アメリカオレゴン州、ワシントン州にある学習塾巣鴨アドバンススクール(www.sugamoadvance.com)で日々子供達と奮闘中です。

最近だけの話ではないのですが

よく日本の学校での学級崩壊の話を聞きます。

あまりにも頻繁すぎて

学級崩壊がない学校はあるのだろうか、とさえ思ってしまうほどです。


そして、その話を聞いていると

皆一様に

○○が悪い

つまり

先生が悪い

生徒が悪い

保護者が悪い

学校が悪い




責任を擦り付け合っているんですね。

なんでもそうですが

この責任の擦り付け合いをしているかぎり向上はありません。

まずは、自分の責任と認める。

そこで初めて、では自分ができることは何か、という知恵がわいてくるのです。


巣鴨アドバンスの先生たちと生徒たちの話をしているとき

生徒の愚痴は聞かれません。

どうしたらもっと勉強するようになってくれるのか

どうしたらもっと成績をあげられるのか

これは、彼らの生徒に対する責任感から来ているものでしょう。


誰かのせいにしても、何も始まりません。

なぜならば、他人をコントロールするのは無理なことなのですから。

まずは、他者の責任にするのではなく

自分が責任を背負うこと。

そうすれば、自分ができる範囲でやれることをやってみようと

知恵と勇気がわいてきます。


どんな問題に対しても、自分の責任だ、と受け止めること。

これが学級崩壊を食い止める第一歩だと思います。