子どもの育成に方程式なし | みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

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アメリカオレゴン州、ワシントン州にある学習塾巣鴨アドバンススクール(www.sugamoadvance.com)で日々子供達と奮闘中です。

今日は少し違った観点からの本を紹介したいと思います。
今回紹介するのはビジネス本ですが

教育の話もするので、スキップせずに読んでみてください(笑)


なぜビジネス書は間違うのか ハロー効果という妄想/フィル・ローゼンツワイグ
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こちらの本は、簡単に言いますと

利益拡大という名のもとに、成功していると言われる会社は

その成功理由としてちまたで色々と挙げられるが

大半のビジネス雑誌の記事がただのこじつけであり

それは成功への方程式ではない、というものです。




この本を読みながら、この話はビジネスだけの話ではなく

現在の教育雑誌も同じような状況ではないのかな、と思いました。

この子が○○に合格した理由はこれだ!

というものが多く

その大半がこじつけでしかないのでは、と思いました。


そもそも、教育において成功への方程式など

ありえません。

その子の性格も違えば

育った環境も違う。

一人一人にあったやり方を見つけていくしかありません。

私がこのブログで紹介している指導方法や接し方も

万人に通じるものではなく

一人一人色々と修正しながら教育しています。

そういう意味で、教育とは完全にオーダーメイドの世界といっても良いでしょう。

(一応補足しておきますが集団授業を否定しているわけでもなく、個別指導を推奨しているわけでもありません)



そして、子どもを教育する上ですべての根本にあるのが

彼らを「意識」して、「大事にする」ということです。

これを実践していけば、必ず一人一人に合ったやり方が見えてくるのだと思います。


あくまでもちまたにある情報は絶対無欠の方程式ではなく

一つの知恵の引き出しとして捉え

子どもを大事にする、という根本を失わずに

その子、その子に合わせて育てていくことを忘れなければ

すくすくと成長していってくれるのだと思っています。