人の話を聞く子にする方法:受身からの脱却 | みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

アメリカオレゴン州、ワシントン州にある学習塾巣鴨アドバンススクール(www.sugamoadvance.com)で日々子供達と奮闘中です。

一週間ほど前のブログで

人の話を聞ける子が成長できる、ということを書きました。

(参照:人の話を聞くことが成長に


では、保護者として具体的にどうすれば良いのか。

まずは、子どもに何があっても先生の話は聞きなさい、ということを伝える必要があります。

それを、子どもと一緒になって、あの先生は駄目ね、などと言ってしまった日には

子どもは親の確認を得られたと思い、先生の言うことを聞かなくなります。


そして、先生の話を聞かないで、最終的に損をしてしまうのは子どもたちです。

どんな先生であれ、子どもたちが学べるところはあります。

先生は読んで字ごとく、先に生まれ、経験も積んでいるのですから。

しかし、生徒が先生の話を聞かない限り、学びということは起きません。



お母さんお父さんの一言一言というのは、保護者の方々が思っている以上に子どもに影響力があります。

ですので、子どもには何があっても先生の話は聞きなさい、と機会があるたびに伝えておくのが

子どもにとっても有益なこととなるでしょう。


昔はこれが当たり前だったのですが

教育者も含め、大人の不祥事というのが明るみになるにつれて

大人の世界も、子どもの世界も人間不信が広まり

先生に少しでも疑問を持つと、話を聞かなくなってしまう傾向があります。


もちろん、子どもから聞いたことなどを考慮し、先生に相談することは必要だと思っています。

あくまでも、先生を活用しながら子どもを育てる、という意識がポイントです。


あの先生は駄目ね、という受身の姿勢ではなく

どうしたら、自分の子どもがより良い教育を受けられるのか

それを先生と協力しあって、実現していくことこそ

今必要とされていることだと思います。


受身ではなく、先生と協力し、子どもを育てる。

これこそ、子どもを人の話を聞く子にする方法です。



皆さん良い週末を。