植物の変化:確実に成長している子どもたち | みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

アメリカオレゴン州、ワシントン州にある学習塾巣鴨アドバンススクール(www.sugamoadvance.com)で日々子供達と奮闘中です。

引越しをする友人から、枯れた葉がついた植物をもらいまして

なんて言う名前だったかも忘れてしまったんですけど

友人いわく、葉が枯れてしまっているのは、風にあたっていたからで

風にあたらないところに置けばまた葉も緑になるから

と言われ

本当かいな?と思いつつ

風の当たりにくい場所にその植物を置いておきました。


そして、昨日気づいたら結構枯れた葉が緑色になっているんですね。

あぁ、不思議だなぁ、って思いました。

植物も日々日々成長していて

小さな成長だから人間は見ることができないのかな、と。

自分の目は節穴か、と。


そして、これは子どもたちの成長にも言えることなのではないでしょうか。

今の子どもたちを一年前と比べると皆確実に成長しているんですね。



とある生徒は塾に来た当初は

「こりゃぁ、大変だ」

と思うくらい集中力がありませんでした(笑)

でも、先日の授業時、こちらの指示なく

席に着き、自分の課題をやり始め、もくもくと取り組んでいました。

お母さんと話をしていたために、なかなかこちらが着席しなかったので

生徒から

「遅い、先生」と言われたり(笑)

おぉ、あれだけ集中力なく授業始めるのさえ大変だった子がいつの間に、と。


とある生徒は塾に来たときは、基本的な英単語でさえ読めなかったのに

いつのまにか、平気で英語の本を読むようになり

文章をつくるようになり

平気で現地校の先生にメールをするようになるまでなり

う~ん、いつの間にここまで・・・・

と思ったのはもちろんのこと。

自分の目は節穴だな、と思いました。


それはまるでいつの間にか緑色の葉をつけた植物を見るように

子どもたちの日々の成長になかなか気づけてあげられない。

ちょっとした成長を発見し、それを子どもたちに伝える。

これも大人の大事な役割ではないか、と考えます。


まだまだだな、と自分を戒めつつも

確実に成長している子どもたちを

大きな心で見守ってあげられる大人の1人でありたいな

と思いました。

それでは、良い週末を。