模様替え:ちょっと遅い再スタート | みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

アメリカオレゴン州、ワシントン州にある学習塾巣鴨アドバンススクール(www.sugamoadvance.com)で日々子供達と奮闘中です。

というわけで、このブログを開いた瞬間に気づいた方もいるかと思いますが

ブログのデザインを変えてみました。

とは言っても皆さん今までがどんなだったか覚えていますか?

意外と思い出せないものではないでしょうか。

思い出せずに、お子さんには、漢字も覚えてないで何してるの!

なんて言わないでくださいね (笑)



そうです、全体が緑色のイチゴの写真が載っていたものでした。

オレゴンらしかったので、使っていたのですが

年も明けましたし、少しデザインを変えよう!と思っていたら

あっという間に10日ほどたってしまって (笑)

これだけ遅れてしまったというわけです(汗)

ちなみにこのデザインの主題は「雨」。

オレゴンと言ったら、今の冬の時期はまさに雨!なので 笑

説明する必要もなかったですよね・・・

みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事-教室

みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事-教室2


ちなみに、ついで(こっちがメインなんですが)といってはなんですが

校舎の教室も少し模様替えしました。

3つあった本棚を一つにまとめて、生徒たちが読みやすい本を彼らの目線の高さの棚に移動しました。
(なぜ今までこうしなかったのだろう・・・と疑問に思ったのはもちろんのことです)

もう少し生徒たちに本と触れる機会を作るのが狙いです。

こうして見ますと

教材も含めて本が増えてきました。

これも日本に帰国した家族の方々が、

生徒たちのためにと本を寄贈してくれたり、

ガレージセールにて安く売ってくれたおかげです。

ありがとうございます。



巣鴨アドバンススクールがしたかったことが徐々に形になりつつあります。

それは、今までお子さんの教育環境の改善に各家庭がバラバラに取り組んでいたことを

うちがハブ(結合地点)になり、それを一つにまとめる、ということです。


本の購入にしてもそうですが、アメリカにおいての英語教育や日本語教育のノウハウ

これらに関して、各家庭において、今までいろいろな失敗や成功があったはずです。

しかし、それらが、次の代に受け継がれずに、アメリカに新しく来た人たちはまたゼロからそのノウハウを蓄積するしかなかった。


私が帰国生のときに受けた英語教育など典型的な例でしょう。

宿題を終わらすためだけの勉強に終始したために、英語の基本をおろそかにし、英語力が伸びていかなかった。

これは、私が子供のころ、はるか昔の話(?)なのですが

今もそのような教育を受けている子供たちの多いこと・・・


このような失敗例を地域が共有せずに、次の代へと受け継がれない限り

失敗からは何も学ぶことができずに、コミュニティーが成長していかないのです。

そうすると、また次に来た子達も

同じような失敗をしてしまう。


日本語教育にしてもそうです。

いまだに、漢字を日本語力のバロメーターに使っているお母さんが多い。

漢字はあくまでも、一つの指標であるにもかかわらず

それがすべてであるかのように、漢字テストの結果に一喜一憂してしまう。

これも、これからポートランドコミュニティーが学習していかなければいけない課題の一つでしょう。


というわけで

これから、本もノウハウもしっかりと集めていき

子供たちに不必要な苦労をかけさせないように

無駄な努力ではなくて、必要不可欠な努力に力を注がせられる環境づくりをしていきたいと思います。



それでは、今日から一週間が始まります。

気合を入れていきましょう。