巣鴨アドバンススクールでは
典型的な「塾」とは違い
先生が工夫して作ったすごろくや
カードゲームなどをそろえています。
授業中にそれらを使うことはあまりありませんが
補習時間などに生徒たちはそれらの学習ゲームをやって楽しんだりしています。
そして、面白いのが
こどもたちとそういうゲームをしていると
次々と新しいルールが生まれてきます。
先生は強いから
母音少なめにするね。
とか、先生の場合は二字の熟語ではなく
四文字熟語ができるまで、あがれない、など
この子達はどこまでゲームに勝ちたいのだろう、と驚きを隠せません。
しかし、そんなことも、とある本を読んで目が覚める思いでした。
そこには
子どもたちがルールを作って、実力が劣っている者にとって有利にすることは
実は、脳科学的に、より均衡をたもち
不確かさを高めるのである、と。
つまり、ルールにより、私は知識で子どもたちに勝っていたとしても
負ける可能性を広げることにより
彼らも私もより勝敗が、見えにくくなり、両者共にゲームを楽しめる、ということなのです。
このように、子どもたちと
接していると
面白いほど、日々の生活が読書などから得た情報とつながり
それらが、体系だてて構築されていくのです。
まさしく、生徒に教えているようで、教えられている。
教師という職業ほど、お得なものはないな、と思ってしまいます(笑)