遊びの中のルール作り:楽しさの向上 | みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

アメリカオレゴン州、ワシントン州にある学習塾巣鴨アドバンススクール(www.sugamoadvance.com)で日々子供達と奮闘中です。

巣鴨アドバンススクールでは

典型的な「塾」とは違い

先生が工夫して作ったすごろくや

カードゲームなどをそろえています。

授業中にそれらを使うことはあまりありませんが

補習時間などに生徒たちはそれらの学習ゲームをやって楽しんだりしています。




そして、面白いのが

こどもたちとそういうゲームをしていると

次々と新しいルールが生まれてきます。


先生は強いから

母音少なめにするね。

とか、先生の場合は二字の熟語ではなく

四文字熟語ができるまで、あがれない、など


この子達はどこまでゲームに勝ちたいのだろう、と驚きを隠せません。

しかし、そんなことも、とある本を読んで目が覚める思いでした。


そこには

子どもたちがルールを作って、実力が劣っている者にとって有利にすることは

実は、脳科学的に、より均衡をたもち

不確かさを高めるのである、と。

つまり、ルールにより、私は知識で子どもたちに勝っていたとしても

負ける可能性を広げることにより

彼らも私もより勝敗が、見えにくくなり、両者共にゲームを楽しめる、ということなのです。

このように、子どもたちと

接していると

面白いほど、日々の生活が読書などから得た情報とつながり

それらが、体系だてて構築されていくのです。


まさしく、生徒に教えているようで、教えられている。

教師という職業ほど、お得なものはないな、と思ってしまいます(笑)