子どもに対するイライラをどうすれば良いのか? | みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

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アメリカオレゴン州、ワシントン州にある学習塾巣鴨アドバンススクール(www.sugamoadvance.com)で日々子供達と奮闘中です。

人間というのは、面白いくらい心がコロコロ変わります。

時には怒り、時には喜び、時には悲しみ。

一瞬一瞬で移り変わる心の動き。

しかし、心の動きには必ず原因があります。

それは、時にその状況や環境であったり、自分の精神状態であったりと様々です。



それでは、なぜ親は、子どもが家でいつまでもテレビゲームや漫画を読んでいたりするとイライラしてしまうのでしょうか。

なぜ、親は子どもに対してしつこく「宿題は終わったの?勉強は?」と聞き、イライラしてしまうのでしょうか。

(もちろん、そういう親でない方も多く居ますので、誤解のないようにお願いいたします)



実は、私たちのような塾の先生も、時に生徒に対してイライラな感情がこみ上げてくるときがあります。

それはどのような時かというと、

こちらの思い通りに生徒が動かないとき

です。



しかし、本当に大事なことは何なのでしょうか。

こちらの思い通りに生徒を動かすことなのか

こちらの思い通りに宿題を終わらせ、勉強させることなのか。


私は先輩にこう言われました。

本当に大事なことは

子どもの成長

なのだ、と。


言うことを聞いていれば子どもは成長できるのか。

宿題をやれば成長できるのか。

勉強していれば成長できるのか。

そうではありません。

いくら宿題に取り組んでも、やる気がなければ結局身につかず、ただの勉強嫌いを促進してしまうだけです。

私が言うとおりに生徒が行動することが目的なのではなく、私は生徒の成長を目的として指示を出していくべきなのです。

そして、あくまでも生徒の成長が目的として定まっていれば、それがぶれなければ、相手がどんな行動をとろうがイライラはしないはずなのです。



先輩は続けます。

子どもを信頼して、その子の成長を願って

安心させてあげたら、こどもは勝手に勉強する

なぜなら

宿題をしないといけないと

1番危機感を持っているのは子ども自身なのだから 

と (笑)



親が家でガミガミ言うのではなく

まずは、安心させてあげましょう。

別に勉強しなくても勉強しても、あなたは私の大事な子どもよ、と。

それが、子どもがのびのびと勉強できる環境の土台となるのです。


それでも、何か不満などあれば、直接子どもに言うのではなく

私たち塾の者に、電話や面談にてお聞かせください。

お母様方が家でイライラする必要はありません。

塾を活用していただければと思います。

それでは、今日も長文を読んでいただきありがとうございました。