学校のブランディングって、

特に私立学校は

かなりの戦略が必要だと思います。

 

どういう人たち(家庭)と、

教育を行っていきたいかは、

重要な問題です。

 

だからこそ、広報部って

大事だと思うんですよね。

 

でもどうもうまくいっていないな、

と思うこと、よくあります。

 

企業と教育は違う、と

口では言っていても、

じゃあ学校広報はどうしていったらいいか、

ということを真剣に考えているか、

疑わしいこともある。

 

学校のブランドをかなぐり捨てて、

とにかく定員を満たせばいいんだ、

という戦略をとると、

現場は大混乱に陥ります。

でも、経営層の判断によってはそうなることも

ままあるのでしょう。

 

そして大混乱に陥ると、

教員がやめていきます。

悪循環です。

 

定員を満たすことが大事なのは百も承知。

でも、ブランドを意識しなくなったら、

そういう学校でもいいや、という人が

入ってくるので、

ますますブランドがなくなる、

ということになると思います。

 

ここのところ、かなり考えさせられる。

外の知恵を借りることは大事だけれど、

それは自分のところの強みについて

考え抜いた人が内部にいるときに

有効なわけで。

それがない人が外にたよると、

軸がないからぶれまくって、

結局なにを売りにするのかがよく見えない、

ということになります。

 

企業史料関連の方たちと、

お仕事をさせていただく機会が多いですが、

今、企業は、大企業ほど

自社の歴史を社員に内化させることが、

自社を強くし、ブランディングにつながる、

ということを理解し、実践しています。

だから資料室が広報室と一緒になっていたり、

社長直結の組織として資料室を置いたりしているのです。

 

そして、正のデータも出始めています。

 

そういうところはマネしてもいいのにね。