昨日、

図書館でフラフラ棚を見ていたら、

姫野カオルコさんの『彼女は頭が悪いから』(2018

文藝春秋)が目に留まり、借りました。

 

この本、出たときに、仲間内で話題になりました。

 

東大生が他大の女子を酔わせて

わいせつ行為に及んび、逮捕された事件を

ベースにした作品です。

 

東大生が皆そうではありませんが、

こういう意識を持った人たちもいるのかと

思うとかなり背筋が凍る内容でした。

 

そして、その親たちの罪深さも尋常ではない、

ということが、リアルに描かれていて

かなり怖いです。

 

学歴を否定はしませんが、

本当に教養のある人というのは、

それをひけらかさない、

というのが、私がこれまでお会いしてきた人

の共通点です。

能ある鷹はなんとやら、ですね。

 

学歴社会である限り、

そのヒエラルキーのトップが東大である限り、

よっぽど気を付けないと、

この本に出てくるような男子学生を

生み出してしまうのかもしれないです。

もう二度と読まないと思うくらい、

怖いというか気持ち悪い内容でしたが、

一度は読んでおいてよかったかな。