タイトルは書籍の名前。
作者は毎日新聞の記者さんです。
(講談社 2023)
スマイリーキクチさんの
『突然、僕は殺人犯にされた』
を題材に、開成中学2年生に展開された
国語の授業が主軸となっています。
6回にわたる授業では、
SNSに関することが
先生と生徒たちのやりとりによって
進行されていきます。
先生は生徒たちに徹底的に考えさせる。
問が的確。
すごいなと思いました。
教師側の考える力が半端ないからできる授業。
もちろん生徒も臆せずどんどん発言する。
そして最後に、プロレスラー木村花さんの母、
響子さんが千葉県の公立小学校6年生に行った
授業の様子も書かれています。
本を読んでほしい。
自分の気持ちを「キモイ」とか「死ね」ではなく、
的確な言葉で表現できるようになるために。
と。
本当にそうだなあと思いました。
それは、大人にも必要なことだと。
いろいろ考えさせられる良書でした。