長女の中学の保護者会でした。

仕事早退して行ってきた。

年度始めだし、クラス替えあったから、

学級で自己紹介とかあるかなと思って。

 

そしたら、なかった。

役員決めで・・ま、仕方ないね。

 

2年はキャリア教育があるそうです。

職場体験。

学校が地域にお願いをしてOKくださった

ところで体験するらしいです。

去年、バスケ部の先輩2名は、警察と神社だったとか!?

ある意味面白そうだが。

 

キャリア教育に注目したのは、

知人が中高と企業をマッチングして

キャリア教育を助けるNPOをされているのですが。

コロナ後の再開に向けて、

もやっていると。

 

学卒直後の就職を目指してキャリア教育がされているが、

実は人生には様々なことが起こり、

誰もが一つの会社にずっと勤めるケースは

昔よりもだいぶ減っている。

また、特に女性は、結婚や出産などで

キャリアをどのように築いていくかを

考えざるを得ないケースが多い。

もちろん男性も育児や介護で同じケースが多い。

でも、そういうときにその相談にのってくれるような

NPOはまだなさそう、と。

 

なるほど。

たしかに社会の現実はそうだな、と思いました。

 

それで、「いろんな人に経験を聞いてみたい」

と書いていたので、手を挙げたら明日会うことになりました。

 

私は超氷河期に社会に出た世代です。

同世代には、正規職員に就職できずに非正規で働かざるを

得なかった人。正規で就職できても、そこがブラックで

辞めざるを得なかった人。

いろいろあって仕方なく派遣登録したら最後、

年下の社員よりも責任もキャリアもあるのに給与は低く、

おまけにある年数がきたら切られる、とか。

そんな話がごまんとあるわけです。

 

今まで、自己責任、努力が足りないと言われ続けてきましたが、

こうして少し時間がたって、俯瞰してみると、

本当に本人たちだけの責任だったのか?という話になるわけです。

この前の雨宮処凛さんの朝日新聞でのインタビュー内容と同じです。

 

そんな自分のキャリア形成の話が参考になるのかはわからないけれど、

どういう社会がいいのかは考えたいとずっと思ってきたから、

その一助になればいいなと思います。

 

基本的には、今後は働く側の都合で仕事の分量を調整しながら

働き続けられる社会が持続可能なのではと思っています。

 

たとえば、子どもが幼稚園や小学校に通っていた頃、

お母さんたちには超有能な人がたくさんいました。

いっしょに学級委員やったりPTAやったりすれば、

すぐにわかるわけです。この人めちゃくちゃ仕事出来る人だ、って。

 

そういう人たちと話すと、みんな働きたいと思っているが、

結局求人の時間と自分の希望が合わないから

あきらめている、というわけです。

 

会社は、自分の都合を優先して人を雇用しようとするけれど、

その枠でなければ働けるのに、と思っている優秀な人は

たっくさんいるんだなということがよくわかりました。

 

人手不足といっているけれど、

それは、自分たちの都合で時間を決めてしばりつけようとするから

だなと、いつも思います。

 

そりゃ企業側の要望もわからなくはない。

みんながいろんなシフトで働くと言い始めたら

時間管理は超大変になるし、非効率だし。

 

でもね、労働人口がどんどん減っている今の日本社会においては、

働く人の都合に合わせていかないと、解決は難しいと

思っています。

 

あとは、同一労働同一賃金です。

それが男女共に達成できれば、

人生のいろいろなステージで、仕事を減らしたり、

また増やしたり、ができると思います。

 

今って、とにかくバリキャリが共働きを続けられるように

という支援がメインになりがちなんだけれど、

そうではない働き方でずっと働き続けたいと思っている人も

けっこういると思います。

 

たとえば出産後、子どもが成長するのと同時に徐々に仕事を

増やしたい人とか(私はそのケースでした)。

でも今は、せいぜい時短。

そうじゃなくて、日数を減らすとか。

同一労働同一賃金だったら計算もしやすいし。

男女で交互に働き方を変える、とかももっとしやすくなるのではと

思います。

 

もちろん働きたくない人は働かなくてもいいのですが、

働きたい人がなるべくその願いがかなうようになれば

いいなと思っています。