アフガニスタンのニュースが連日。

 

気になります。

 

昨日の朝日新聞の

オピニオン面読んで、

衝撃が。

 

実は20年前、

米国のアフガン侵攻の時、

違和感をもったことを覚えています。

 

もちろん9.11は許せることではなく、

沢山の方が亡くなったことも

そこに日本人もいたことも

分かってはいましたが、

どうもそこから

アフガン侵攻に突き進む当時の米国トップの

やり方に違和感があった。

 

それは湾岸戦争のときも

うすらぼんやりもった違和感でした。

 

それで、

20年たって、

結局民主化がうまくいかなかった、

という結果を見せつけられたときに、

つらつら考えていたことがまた

蘇ってきた。

 

アメリカは、

第二次世界大戦後、

連合国軍として日本を占領し、

日本の民主化が成功したことを、

成功体験としてずっと持ち続けているのではないか。

 

だからその同じことが、

中東でもできると思っているのではないか。

という仮説でした。

 

でもあまりに短絡的な気がして、

まさかそんなこと、

ないよな、と思ってた。

 

ら。

 

昨日のオピニオン面で、

海外(米国だったかな?)の研究者が

同じことを言っていて

仰天した。

 

え?!

 

だって、日本と中東じゃ、

文化がかなり違うでしょうと。

宗教についてが一番異なる。

中東はイスラム教を信仰する人が多い。

 

また、多民族が共生していて、

その数が日本より格段に多い。

 

文化も民族性も全く異なる国で、

日本でうまくいったことが

そのままうまくいくことは

そうそうあり得ないのではないかと

思います。

 

イラクの時もそうだったけれど、

中東の国々は

いろいろな思惑や利権や、

力関係が複雑にからみあっている

印象があります。

それをなんとかバランスをとりながら

社会として成り立たせているという

イメージです。

 

ただ、こうした社会を一つの国としてまとめていくためには、

他国からは少々強権的と思えるくらいの

強い中央集権国家でないと、

無理なのだろうか。

 

でも、その中で女性や子どもたちや、

特定の宗教を信奉する人たちなどが迫害され、

苦しめられている様子も見ると、

それはやっぱりおかしいだろうと思う。

 

どこの国に生まれて来るのか、

人は選べない。

選べないからこそどこに生まれても

生まれてきてよかった、と思える社会に

しなくちゃいけないんだと思いますが、

どうも世界はまだそうなっていない。

日本もそうだけど。

 

まとまりなくてすみませんが、

各国の文化が尊重され、

なおかつ、その国に住む人たちが

幸福な暮らしができる状況にするためには、

いったいどうすればよいのかなあと

考えています。

永遠のテーマかもしれませんが。