映画「枯れ葉」、たぶん昨年末に公開されたのかな？ 当時は、こぞって映画ブロガーさんたちがご自身のブログで高評価の声をあげてましたよね？ 実はわたし、題名や画像から、昔の映画が今公開されているのかなと勘違いしておりました。これ、監督引退宣言をしていたフィンランドの名匠、アキ・カウリスマキ監督の５年ぶりの最新作だったんですね？ しかも、カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞した作品だったんですね？ 全然知らなくて、恥ずかしい想いをしてました。大変失礼いたしました。ま、ド素人の私ですから、アキ・カウリスマキ監督と言われても、全然ピンと来ないのですが…
ちなみに、この映画は、大館市の小さな映画館、御成座で上映がありました。秋田では見られないなと思っていたので、これはわざわざ見に行くべき映画だなと考えました。絶対に大好きな映画だと確信しておりました。
Yahoo映画の作品解説より
『ル・アーヴルの靴みがき』などのアキ・カウリスマキ監督によるラブストーリー。フィンランドのヘルシンキを舞台に、孤独な男女がかけがえのない愛を見つけようとする姿を描く。
いい意味で、まったく想像とは違う映画だったかな？ お世辞にも美男美女とは言えないような、恋になんて落ちそうもない、そんな二人が、恋に落ちちゃうんだから、なかなか不思議な感じがしました。お互いに孤独どうしという共通点はあったのかもしれませんが…
お互いの名前も知らないまま、なんていうタイプでもまったくなさそうな二人なだけに、しかも男性側の方に関して言えば、若干悪そうな雰囲気もあって、絶対に女子が騙されているのかな？ なんてなんだかずっと心配しながらの鑑賞だったんです。男性が思ったより優しくていい男で、結局は応援してはいたのですが、なんだか不思議な雰囲気でした。常に、不幸な未来を感じちゃうところもありましたし… そう考えると、結末も予想外だったのか…
映画は、題名から見ても、どうしてもフランスの映画なのかと思いきや、フィンランド出身の監督ですから、映画の舞台も首都ヘルシンキなんですよね？ いい意味でおしゃれじゃないというか、若干地味目なのがまたいいんですよね… そして、ホームページでも紹介されていますが、ものすごく多様な種類の音楽が流れるんですよね… 全編通して、作品を彩っている音楽たちが、なんだか愛おしくなる作品なんですよね… 全体的におしゃれなのか、そうじゃないのか、なんだか最後の最後まで不思議な感覚で見られる映画でした。
それにしても、御成座での映画体験が、やはり個人的には一番うれしさを感じます。同じ県内なのに、かなり遠くてなかなか行けませんからね…
大館の美味しいモノも食べられて、それだけでも十分満足できる一日でした…
