ずっと気になっていた映画「MINAMATA～ミナマタ～」を、ようやくDVDで見ました… 初めて、この映画のポスターを見たときは、水俣病のドキュメンタリー映画かなと思っていました… まさか、この主人公がジョニー・デップだとも知らずにいましたし、海外で作られた映画だと言うことも、まったく知りませんでした… ということで、アメリカで制作された映画「MINAMATA～ミナマタ～」でございます！
もう一度改めて言いますが、主演はジョニー・デップで、真田広之さんとか浅野忠信さんなんかが出演している、ハリウッド映画なんです… 監督は、アンドリュー・レビタスです！ アメリカ映画ですよ～ そして、ドキュメンタリーっぽく制作されていますが、写真家ユージン・スミスさんの伝記映画のようなしっかりとした物語になっています。
日本人のわたしでさえ初めて目にするような、あまりにも悲惨な、水俣病の現実ですね～ ある程度は知っているつもりではありますが、ここまで酷いとはね～ いわゆる写真の世界がモノクロで、映画としての映像としてはカラーで描かれる、なかなか工夫された映画になっていたと思います！
ユージン・スミスという写真家のことも、初めて（たぶん）知ることができました… もう、写真家としては、晩年というか、もう自分自身終わりを覚悟している感じだったんですよね～ お酒に溺れているような、だらだらとした生活を送っていたみたいですからね～ そんな彼が、説得に応じて日本にやってきて、３～４年くらい一緒に生活しながら水俣病に関するいろいろを撮影したり、取材したりしていたんですよね～ うまくいかずに、諦めようとしたことも、何回もあったんだと思います…
後に、ユージン・スミスの奥さんになるアイリーン・スミスさんが、なかなか素敵な女性だったみたいです… てっきり、アジア系の女優さんかと思っていたら、日本の女優さんで、美波さんという方だったんですね？ なかなか、お綺麗な方だと思いました… ある意味、これは運命的な出会いだったのかな？
Yahoo映画の作品解説より
日本における水俣病の惨事を世界に伝えたアメリカの写真家、ユージン・スミス氏の日本での取材を描くヒューマンドラマ。1971年から1974年の3年間にわたり、水俣で暮らしながら公害に苦しむ人々の日常と、闘いの日々を撮影した写真家を描く。
それにしても、水俣病で苦しんでいる方たち、本当に酷かったですね～ 今もまだ、苦しみは続いているようです… 終わることはない戦いなのかもしれません…
映画のラストには、世界中の公害被害に関する「あれこれ」が紹介されていましたが、あまりにも多いんですよね～ 少しでも、よい方向に進むことを願うことしかできないですね～
このような映画を作ってくれて、日本人の我々が学ぶことができるとは、なんて素敵なことなんでしょうかね～ もちろん、世界の人たちへ訴える力も凄いし、悩んでいる人たちの共感も生まれるのだろうし、そういう意味でも、映画って大切なものだと改めて思わせられました…