出会うはずのなかった孤独な優等生の少女と不良少年の恋 映画「少年の君」 | すがちゅあ~んのブログ

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映画・スポーツ大好き。女優の菜葉菜さんに触発されて、ブログを始めました。30年も前から、歌手の沢田聖子さんを応援してます。最近は、乃木坂46に夢中です!(おじさんなのに…) 好きな女優さん、いっぱいです。(宮崎あおい、有村架純、黒木華etc.)

最近、韓国映画はよく見るのですが、香港映画というのは、かなり久しぶりになるかな? まったく記憶にないくらいです… カンフー映画と言えば、香港映画だったかなというくらいの認識です… こちらの作品は、アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされた作品ですね~ 高評価の声はよく聴いていたので、待ちに待った鑑賞になります… ということで、映画「少年の君」でございます!

 

主演は、中国の人気女優チョウ・ドンユイです! 今年の北京オリンピックの開会式を担当したチャン・イーモウ監督の映画「サンザシの樹の下で」の女の子ですね~ 個人的には、当時からもそんなに可愛いとは思ってなかった子なんだけど… 13億人の妹と呼ばれているみたいですね~ 少し、元乃木坂の生駒ちゃんっぽい雰囲気ありますね~ 彼女が主演の映画「ソウルメイト/七月と安生」という映画も有名らしいです。実はこちらの作品も、今回と同じデレク・ツァン監督のデビュー作品です。こちらも機会があったら、見たいなと思っています…

 

 

ということで、映画「少年の君」でございますが… まったく、どういう映画なのか知らずに見始めたのですが、まずは激しいいじめシーンに絶句って感じでした…(これから見る人は、見るのに覚悟のいる作品ですから、要注意です)

 

自殺してしまう子がいたり、もちろん、見て見ぬふりをする子がいたり、いじめシーンだけは見てるのがかなりツラいものがあります… しかも、最後の最後まで、いじめは続くんですよね… 中国や香港でも、いじめ問題というのは同じなんですね。かなり激しいいじめでしたね~

 

そして、もう一つの大問題としてあげられるのは、受験戦争ってヤツですかね… いじめ問題と同じか、それ以上に、受験戦争の苦しさを大きなテーマにした映画になっていたと思います… 日本とか韓国とか、東アジアってどこか似ているんでしょうかね~ 上級の学校に行くことがすべてって感じなんですもんね~ いじめもお受験も、学校側というか、教師側の無責任さが、かなり痛々しく感じました…

 

悪質ないじめの中で、いわゆるストリート・チルドレンというのかな? 不良少年と出会うことになるんだけど… 優等生と不良少年の恋って、マンガなどの世界では、よくあるパターンなのかもしれませんが、この映画の二人の関係は、今まで知る機会のあったそれとは、大きく違う感じの物語になってました… ちょっと応援したくなる二人だったんですよね~ それだけに、ラストはボロ泣きというか、切ない感じになってしまうんですよね~ 重苦しさは全開ですが、それだけに心に残る何かはありますね~

 

 

ぴあ映画生活の作品解説より

アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされた、デレク・ツァン監督による香港製作の青春サスペンス。同級生の自殺がきっかけで、いじめられるようになった少女が、暴力沙汰を起こす不良少年と出会い、極限状況から互いに生きる希望を見出していく姿を描く。人気女優のチョウ・ドンユイと、人気アイドルのイー・ヤンチェンシーがW主演を務める。

 

 

もう一人の主演、イー・ヤンチェンシーという俳優さんも、なかなか魅力的な子でした… 中国で初めて、世界的に成功したグループに所属しているトップアイドルなんですってね~ その一方で、中国の名門、中央戯劇学院に、主席で合格するほどの能力の持ち主なんだそうです… イケメンで、頭よくって、しかも演技も上手って、いったい何者?って感じですけどね~

 

孤独な二人の独特な恋、これは見どころがあったと思います! これは泣けますよね…