衝撃の実話 アメリカ政府の闇に迫る 映画「モーリタニアン 黒塗りの記録」 | すがちゅあ~んのブログ

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なんと、映画化のきっかけは、ベネディクト・カンバーバッチだったみたいですね~ かなり、衝撃を受けた実話でした… 

 

原作の手記は、当時、キューバのグアンタナモ米軍基地に収容されていたモヘメドゥ・ウルド・スラヒが書いたものです。しかも、この手記。アメリカ政府の検閲で、ほとんどが黒く塗りつぶされていたというものだったのです。実は、手記を書いた彼は、2005年に、9.11テロ事件の首謀者の一人として拘束されたが、なんと10年以上も、裁判さえ一度も開かれていなかったというのです。

 

この手記の映画化を切望したのが、英国俳優のベネディクト・カンバーバッチです! 自身の製作会社でプロデュースを始めたのですが、できあがった脚本に感銘を受けて、自身も出演を望んだみたいですね~ ということで、映画「モーリタニアン 黒塗りの記録」でございます!

 

 

そのベネディクト・カンバーバッチも凄く良かったのですが、彼を弁護することになった二人の女性が、やはり印象に残りましたね… ジョディ・フォスターとシャイリーン・ウッドリーです。 1962年生まれのジョディ・フォスター、いまだに美しいですよね~ きりっとした顔立ち、性格も少しきつめなのかもしれませんが、存在感半端ないです! アメリカの闇に迫るという、難しい役どころだったと思いますが、ハマってましたね~ 最高でした! 若くて、まだまだ未熟な弁護士という設定のシャイリーン・ウッドリーとのバランス、素晴らしかったですよね~ 容疑者との信頼関係を築くためにも、彼女はいい仕事をしてました。

 

ゴールデン・グローブ賞にもノミネートされた、モハメドゥ役のタハール・ラヒムの演技は素晴らしかったと思います… 無実を訴えながらの、十数年にわたる収容所での生活、彼の表情とか、全身での演技で、すごくよく表現できていると思いました… 実在の人物よりも、イケメンさんなので、そこはちょっと問題有りだったかもしれません…

 

アメリカ政府から、彼を死刑判決にせよという命を受けて起訴を担当したベネディクト・カンバーバッチが、正義を貫いた姿には感銘を受けました… 映画後に、彼がこの映画を製作したという話を聞いて、なるほど、そういうことだったかと、また深く感動したわけです。

 

 

ぴあ映画生活の作品解説より

キューバのグアンタナモ米軍基地に収容されていた、モハメドゥ・ウルド・スラヒの手記を基に、ケヴィン・マクドナルド監督が映画化。9.11の首謀者のひとりとして収容されたモハメドゥとアメリカ政府の対決と、そこから見えてくるアメリカ政府の闇に迫る。演じるのはジョディ・フォスター、ベネディクト・カンバーバッチ、タハール・ラヒム。

 

 

作品を見終えて、一番ビックリしたのは、こんな実話があったのかということでしたが、それよりも、アメリカ内部で、アメリカ政府の闇について扱った映画を製作したことへの驚きもありました… 大丈夫なの?と思っちゃいました… ほぼ黒塗りの手記が発売されたことにも、まず驚きなんだけど、それが大ベストセラーにもなって、映画化までされちゃうこと、なんかすごいことですよね… 映画の力って、なんだか凄いですよね~