今年一番の話題作 三浦透子さんにしかできない役? 映画「ドライブ・マイ・カー」 | すがちゅあ~んのブログ

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映画・スポーツ大好き。女優の菜葉菜さんに触発されて、ブログを始めました。30年も前から、歌手の沢田聖子さんを応援してます。最近は、乃木坂46に夢中です!(おじさんなのに…) 好きな女優さん、いっぱいです。(宮崎あおい、有村架純、黒木華etc.)

11月12日に見た映画です。ちょっといろいろあって、ブログ更新をさぼっていました… 毎年、楽しみにしている山形国際ムービーフェスティバル。今年はあまり、見たいなと思える作品がなかったんです… 唯一、今年の顔とも言えるような作品の上映があったので、とりあえず、この作品を目指して、山形に向かいました… 映画「ドライブ・マイ・カー」、今年のカンヌ国際映画祭のコンペティション正式作品ですね… っていうか、日本映画初の「脚本賞」受賞作品じゃないですか! このほか、3冠も獲っているんですよ! 今年イチの注目作・話題作じゃないですけ?(それにしては、日本ではあまり人気がなかった気がしますが…)

 

それにしても、濱口竜介監督って、カンヌに愛されているって感じですよね…(あ、正確には、世界三大映画祭に愛されてる監督ですかね? ある意味、日本よりも海外で愛されている、海外の評価が高い監督さんかもしれません… ちなみに、今年の山形国際ムービーフェスティバルでは、濱口竜介監督特集として、この映画と、こちらもある意味話題作だった「寝ても覚めても」が上映されました…

 

 

約3時間という、かなり長い映画でした… 夜6時過ぎからスタートして、この作品の後に「寝ても覚めても」で、映画が終わった頃には、日付が変わってしまいそうなくらいの時間になりました… ま、でも、どちらも素晴らしい作品だったので、十分満足できる一日でした…

 

なんと言っても、最近、「きのう何食べた?」の公開で、過去のドラマも毎日見ている状態なので、ほぼ毎日、我が家のテレビで顔を見ている西島秀俊さんが、やはり良かったですね~ もう一つの映画とは、あまりにも違うという感じですが… 原作が村上春樹さんというのが、海外での人気が高かったのかもしれませんね… それにしても、短編小説を映画化したら、約3時間って、いったいどういうことなんでしょ?

 

西島さん演ずる、舞台俳優にして、脚本も担当するという役、凄く良かったですよね… 車の中でも、毎日繰り返し、セリフをしゃべってる、話の中身を確認しているという状況、印象的な映画ですよね~ 愛する妻との思い出が詰まった車の中という設定でしょうか。妻の声を聞きながら、車の運転を楽しんでいるところもありましたからね… そして、その映画冒頭での、霧島れいかさんのエッチシーンが、最高に秀逸なんですよね~(こんな表現、いいんだろうか?) 結構、床上手というか、お色気のある女性ですよね!

 

そして、今年の映画祭・映画賞では、かなり注目されるであろう、謎の運転手役の三浦透子さん。この映画は、ある意味、彼女のものになっていたかな? 他にあの役ができる女優さん、浮かんでこないです… 彼女にしかできない、彼女だからこその役、素晴らしかったと思います!

 

 

ぴあ映画生活の作品解説より

『ノルウェイの森』などで知られる村上春樹による同名短編小説を映画化した心理ドラマ作品。愛妻を失い喪失感に苛まれる男性が、とある女性との出会いを通して新たな一歩を踏み出す様を描く。『寝ても覚めても』の濱口竜介が監督を務め、TVドラマでも映画でも引っ張りだこの西島秀俊が主演を務めるほか、三浦透子、霧島れいからが共演する。

 

 

何が感動ポイントだった?と聞かれると、正直、何も言えないというか、難しい映画ですよね? あまり語りたくはないのですが、岡田将生さんの役も、すごく印象には残る役でしたし、長い時間をかけて、すごく丁寧に描かれた作品と言えますよね~ 車の中での時間も、一つの舞台を作り上げる時間も、すべてが印象的な作品、素晴らしい脚本で、素晴らしい演出だったかと思います…

 

あの手話が、ラストには主役級の扱いで、物語が終わるというのも、この作品らしい感動ポイントだったのかな? 個人的には、結構好きな作品ではありましたが、やはり、興行的にはあまり受けが良くない映画なのかな?