完全に馬鹿にしてました… まさか外国で、しかもフランスで、「シティーハンター」の実写化？ そんなの絶対誰も見ないだろ！って、思ってました… 意外にも好評な声が聞こえてたのと、１４日TOHOシネマズデーでお安かったのと、マイルをためるのに必死だったのと、うちの奥さんがこの日仕事だったので、それなら見てやろうかな？というくらいの気持ちでした… 映画「シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション」でございます！
これ、超面白かったですね～ 今年一番に大笑いしました…（苦笑＆失笑の連続？ っていうか、笑いをこらえるのが難しいほどでした） ま、期待通りのエッチシーンも満載！（さすがにモッコリはしませんでしたけど…） いや～、まさに「シティーハンター」の世界でした… まさに、原作愛に溢れてる！ これ、フランスだから作れたのかなって気もします… さすがに日本では、これを作る勇気はないよね…
子供の頃から原作アニメが大好きだったというフィリップ・ラショーが、監督兼主演をしての映画化だったみたいですね～ 原作の北条司さんも、その再現度に驚いたそうですね～ 本人が直接、北条司さんに企画書・プロットを送って認められ、脚本をもって来日してまでの映画化ということを聴き、本当に凄いと思いました！
唯一ちょっと残念だったのは、主人公・冴羽さんの声が神谷明さんではなかったことくらいかな？ 当然声まで担当してるのかと思い、吹き替え版を見に行ったんだけど（っていうか、これしか選択肢はなかったっけ？）、山寺宏一さんはさすがでしたね～ 香の声は、なんと沢城みゆきさんと、十分すぎる人選でしたね～ アニメ版の神谷さんと伊倉さんがゲストとして出演してるのも楽しいですね～ あ、海坊主さんことファルコンの再現度の高さは、原作以上（？）でしたね～（こちらはアニメと同じ、玄田さんが担当）
もっともっと違和感がありまくるとかと思ってたんだけど、途中から、本物アニメを見てるような感覚で楽しんじゃいました… 冴羽さんは冴羽さんとして、香は香として見ながら楽しめました… まさに、「シティーハンター」として映画を楽しむことができたような感覚です… っていうか、原作を知ってるからこそ楽しめるシーンが満載… まさに、こちらは原作愛溢れるってヤツです…
なんで「最香」なの？ってずっと思っていたのですが、これは映画を見ればすぐに理解できました… あの「惚れ薬」は、まさに最香でしたね～ いやあ～、ホント面白かった… あれ、欲しいよね？（笑）
ぴあ映画生活の作品解説より
世界的な人気を誇る北条司による人気コミック『シティーハンター』が、フランスで実写映画化。同国で小学生の頃にアニメ版を観て以来、熱狂的なファンだという『世界の果てまでヒャッハー！』のフィリップ・ラショーが監督と主演を務め、原作コミックに忠実な世界観をつくり出す。作者・北条司をも唸らせた再現性の高さと、手法の巧みさに注目。
外人さんって、なんだか得してるよな～って気にもなりました… たぶん、日本人だったらかなり難しい役だったかと思うけど、かなり思い切ってできてるというか、本物になりきれる力がありますよね？ フィリップ・ラショーの、その勇気に感動ってところかな？ ま、結局は、原作の楽しさで我々は見られたわけですけど…
この映画は、実は日本のアニメ版の公開と、ほぼ同時期にフランスで公開され、両方大ヒットだったんですってね？ フランスで大ヒットしちゃったあたりも凄いと思えますが…
あ、ラストの流れる「ゲット・ワイルド」、聴いてたらなんだか涙出てきちゃった… バナナマンの日村さんをどうしても思い出しちゃうんだけど、なんだか感動しました…