この映画には、ビックリしちゃいました… とにかく、凄い映画でした… あまりにも凄い…
毎週のように映画館に通ってますが、この作品の予告編は、今まで見たことなかったんです… だから、この作品をこの映画館で上映することも知らなかったし、どんな映画なのか、まったく分からなかった…（どうして、予告編の上映がなかっただろ？）
ただ、なんとなくこの映画だけは見たいと思っていた… 映画「閉鎖病棟～それぞれの朝」でございます！ 来週、山形国際ムービーフェスティバルでの舞台挨拶付きの上映が決まっているので、そちらの方で見ようかと思っていたのですが、さすがに金曜の午後の上映だと、難しかったです… 笑福亭鶴瓶さんと、主題歌を歌うKさんが来場予定なので、見たいな～とは思っていたんだけど…
閉鎖病棟と呼ばれるこのシステム、イマイチ理解できてない部分はあるのですが、正直な話、衝撃の大きい作品でした… ある意味、ショックが大きかった… 症状は、それぞれなんですけどね… 重い人もいれば、普通の人のように思える人も… ただ、それぞれが抱えている事情は、あまりにも重い…
出てくる人たち、すべてのことを語りたい気持ちもありますが、やはりここは代表して、メインの３人に絞っちゃいますね…（ま、ネタバレしない程度ですが…）
まずは笑福亭鶴瓶師匠ですが… 映画「ディアドクター」以来の主演映画らしいですね… 彼は、役者さんですね… ものすごい存在感というか、雰囲気が凄い… 今回の役は、とにかく凄いです… 凄いとしか言えない… 綾野剛さんにも毎回毎回驚かされるんだけど、この手の役はうまいよね～ なんか陰があるというか、彼の演技力は光ってます… 彼も凄いとしか言えない…（こんな感想でいいとは思えないんだけど、これしか言えない）
小松菜奈さんも、同じように凄かったんだけど、女性だけに、さらに、この手の役をよく頑張ったというか、大変だったろうなと想像できます… 厳しい役でしたね… 精神的な病気というよりは、行く場所がなくてそこにいるという感じですが… 個人的には、かなり苦手な顔の女優さんなんだけど、映画の中で見る彼女は、ものすごく可愛らしく見えるから不思議です…
ぴあ映画生活の作品解説より
『必死剣鳥刺し』などの平山秀幸が監督を務め、作家で精神科医・帚木蓬生によるベストセラー小説を映画化したヒューマンドラマ。重い過去を引きずりながらも明るく生きようとする精神科病棟の患者たちの人間模様と、そこで起こった殺人事件の真実を描き出す。笑福亭鶴瓶が『ディア・ドクター』以来の主演を務め、綾野剛、小松菜奈らが共演する。
閉鎖病棟で暮らす人々、働く人々、いろいろと考えさせられる映画でした… 優しさって、どこまで通用するものなんだろう… 誰にだって普通に朝は来るものなんだろうけど、朝なんか来ないのではないだろうかと思えることも… う～ん、厳しいよね… 思っていたより、ずいぶん自由があるというか、オープンな気がしたのは、なんなんだろう…
原作本も凄いんでしょうね… こんな映画、初めて見た気がする… 衝撃的だったな…