十文字映画祭では、いまだかつて見たことのないような多くの人が、会場ロビーに並んでいました… だいぶ、後ろの方になっちゃいました… とりあえず、いつもの場所を確保しましたが、会場ほぼ満席状態です。「立ち見の人がいますから、お隣の席が空いている人は手を上げてください」のアナウンス… すごい人気です!
上映に先立っての舞台挨拶では、まず、監督の君塚良一さん。次に、女優の志田未来さん。とっても小さくってキュートです!そして、まさかまさかのサプライズゲスト、秋田在住で、今日は地元の冬祭りに参加しているはずの柳葉敏郎さんが登壇しました。色が黒い!(なぜに?) 会場は、大盛り上がり…
シネマトゥディの解説より
2011年の東日本大震災で被災した岩手県釜石市の遺体安置所を題材としたルポルタージュ「遺体 -震災、津波の果てに-」を基に、メディアが伝え切れない被災地の真実を描き出したヒューマン・ドラマ。葬儀関係の仕事をしていた主人公を中心に、遺体を家族のもとに帰そうと奮闘する遺体安置所の人々の姿を映し出す。
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あの未曾有の大震災から、1年と11ヶ月がたちました… もうすぐ、2年になろうとしていますが… 監督、そして、たくさんの役者さん、「風化させてはいけない」という強い想いをもって、この作品に参加をしてくれたようです。
被災地の過酷な現実を目にし、ただただ絶句です… 言葉では言い表せない想いに… これは、もしかしたら上映中に吐いちゃうんじゃないかと、正直不安になりました… でも、この現実から目を背けてはいけないと、気合いを入れて鑑賞しました… 早く終わってくれ~というような気持ちで鑑賞するのは、もしかして初めてかも!
民生委員としてボランティアで活動している西田敏行さんの人間としての魅力は、もう語らなくてもみなさんご存じだと想うのですが、やはり、この大変な事態でも「やさしさ」なんですよね~、大事なのは… とにかく素晴らしいの一言!
個人的に大好きだったのは、酒井若菜さんと志田未来さんの二人の女優。歯科助手という仕事で、気丈に遺体の歯の検査を進める彼女が、我慢しきれずに泣くシーン。そして、市の職員として、遺体安置所の掃除などがんばってきた彼女が、子どもの遺体を見て我慢しきれなくなったシーン。忘れられません… 医師として遺体にかかわる佐藤浩市さんと柳葉敏郎さんの二人、終わりのない仕事に精一杯向かう姿に、ただただ感動…
他にも語りたい場面、語りたい人、いっぱいいるんだけど、これからの公開ですからね… もう、我慢しなくちゃ… はっきり言って、目を背けたくなるシーンいっぱいで、オススメしていいものかわかりませんが、ぜひ、この現実、全国のみなさんに見てほしい… そして、何かを感じ取ってほしいと想いました…