芸人・前田健が描く、ちょっと変態な男たちのハートフルストーリー 映画「それでも花は咲いていく」 | すがちゅあ~んのブログ

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映画・スポーツ大好き。女優の菜葉菜さんに触発されて、ブログを始めました。30年も前から、歌手の沢田聖子さんを応援してます。最近は、乃木坂46に夢中です!(おじさんなのに…) 好きな女優さん、いっぱいです。(宮崎あおい、有村架純、黒木華etc.)

芸人・前田健(まえけん)、パッと思い浮かぶのは松浦亜弥のものまね… 自らがゲイであることも公言している彼ですが、彼の書いた9作の短編小説の中から3つのハートフル・ストーリーを選んで、自らがメガホンを持って映画化した作品… 芸人さんの才能には、本当に感心させられますよね~

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彼の描いた3人の主人公は、それぞれ心に闇を持った男… 世の中から見たら、「ちょっと変態なんじゃない!」「きもっ!」って言われちゃいそうな男たち。でも、がんばって生きているんです。悩みを抱えながら…。そして、世の中のみんなからは、白い目で見られながら… そんな彼らにも花が咲いていく… いつか、綺麗な花が咲くはず…




goo映画の作品解説から…

「エーデルワイス」
過去に小学生の教え子にしてはいけないことを起こした罪を背負いながら、自分の許されない恋愛に悩む元有名進学塾の講師だった男。(子どもしか愛せない男、いわゆるロリコン男)

「ヒアシンス」
容姿の醜さから人に拒絶されて以来、人を避けながら他人の部屋に侵入することに生きがいを感じる男。(女性の部屋、侵入大好き男… けして盗みはしない…)

「パンジー」
そして最愛の母親を突然失い、呆然とした時間を過ごしながら過去の母親に思いをはせる男。(母親大好き。いわゆるマザコン… 母親が麻生祐未さんなら仕方ないかも…)

一見否定されそうな癖を持つ3人の男たちの、ナイーブでデリケートな問題を描きながらも、それが異常ではなく、誰にでもある心の中に隠されている悩みや問題として投影され、やがてそれが切ない気持ちにさせていく、今を生きる人々に問いかける、心の物語。


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正直、この映画。前田健が監督ということもあり、あまり期待していなかった… というより、バカにしていた… そして映画を見て、「きもっ!」って言われるような変態男の話に、正直「やっぱりな~」っていう感じで見ていたのですが、見ていくウチに、なんか共感する部分、応援したくなる部分、ほろっと感動しちゃう部分がどんどん出てくるんですよね~ 終わってみたら結構よかったんじゃないって、思える作品でした。

意図的かどうかはわからないけど、主役級の男はちょっと地味めな脇役の多い役者さん(3人とも初主演だったそうです)を使い、お笑いのお仲間のような、でも演技上手な役者さんたちが脇を固めていたのもよかったですね。

最後に流れる一青窈さんの曲を聴くと、思わず「藤沢周平作品か?」って突っ込み入れたくなりましたけど… 個人的には、結構好きな作品でしたよ。あまり、オススメできる映画ではないかもしれませんが「ヒアシンス」なんて、結構いい話だったで!

あ、オマケに一言… 麻生祐未さんが庭でパンジーをいじっている姿、はっきり言って、「僕等がいた」の一場面と同じでした… 以上、オマケでした…