「神様のカルテ」などでお馴染みの深川栄洋監督の映画「60歳のラブレター」を見ました。ずっと見たかったのに、ようやく見たっていう感じですね。何ヶ月も前にBSで放送されたモノを録画していたんです。
自分のブログの中で、高校生の恋愛モノに弱い…ということは、よく言っていたのですが、熟年のラブストーリー、もとい、大人のラブストーリーも、最高に素敵でした…
出演は、中村雅俊&原田美枝子のご夫婦、イッセー尾形と綾戸智恵のご夫婦、そして、井上順&戸田恵子の熟年カップルですね。
この映画は、熟年夫婦が互いへの感謝の言葉をハガキに綴り、8万通もの応募が寄せられた人気企画「60歳のラブレター」の映画化です。豪華ベテランキャストたちが、それぞれの人生経験を踏まえた上での大人の恋愛、夫婦としての生き方、これからの人生をどう生きるかという姿を描いたモノです。
仕事一筋の夫・孝平(中村雅俊)と献身的な専業主婦・ちひろ(原田美枝子)は定年退職をきっかけに離婚を決意。お互い、まったく別の道を進むことに…
口げんかの絶えない魚屋夫婦、正彦(イッセー尾形)と光江(綾戸智恵)。お互いの病気を機に、夫婦の今までの生き方を見直すことに…
5年前に愛妻を亡くした、正彦の担当医・静夫は、出世コースからも脱落し、冴えない人生を送っていた。翻訳家の麗子(戸田恵子)に会えるのが唯一の楽しみに…
それぞれがそれぞれの人生を振り返っていく、これからの人生を模索していくという映画であるが、年齢も近づいてきている自分にとっては、考えさせられるというか、当てはまってきているというか、簡単に感情移入しちゃって、結局はまたまた布団の中で号泣しながら見ることに…
「勝手な男で…」という声が出てきそうですが、中村雅俊が珍しく悪い役(若い女性と不倫の末に離婚。しかし、妻に彼氏ができると嫉妬して…)でしたが、気持ちがよくわかりました。男って、あ~いうところだめですよね~
ちひろ(原田美枝子)のような献身的な妻、一途な妻って、意外と苦手にする男性、多いのかもしれませんね。(ちょっと重い…っていうのかなあ?) でも、いざ離れるとなると、また考え直しちゃったりして…
娘役の星野真里が、ものすごくさばさばしていて、かっこいい女性に見えちゃった。これは、余談でした… 今回は、大人の優柔不断の物語でしたね… あ、違いました… 素敵な大人のラブストーリーです。
定年近くになって、自分は、まだまだ恋をしているのだろうか?
そのときまで、ある意味、いい恋をしているような大人でいたいと思うけど、どうだろ?