本日熊本県を訪れ、午前中にJASMの製造建設地とソニーの半導体工場を視察しました。


新型コロナ感染拡大やウクライナ情勢などにより、半導体不足で国民生活や経済社会に影響が生じましたが、半導体の安定供給に繋がる、JASM熊本工場建設は大変重要と考えています。

10年間で4兆円を超える経済効果と、7千人を超える雇用を生むという試算もあるように、熊本・九州全体の盛り上がり、関係する皆様の熱意を実感し、頼もしさを感じました。

また、ソニーのセンサー半導体がなければ、スマートフォンのカメラは作れないわけですが、世界トップシェアを誇り、また、日本の半導体産業を牽引するリーディングカンパニーのご尽力をこの目で見せていただき、半導体生産の難しさなどを理解することができました。

2年前の6月、総理大臣として、日本の半導体の現状を変えたい、半導体の生産がデジタル化の足かせになるようなことがなってはいけない。
こうした思いで、「半導体デジタル産業戦略」をまとめ、国として工場誘致に補助金を出すなど、「国が一歩前に出て、半導体政策を進める」ことを決めました。

この時の考えが、着実に進んでいる、本当に嬉しい限りであります。関係の皆様には、引き続きご尽力をお願いするとともに、政府も引き続きしっかり取り組むよう、私も全力でサポートします。

午後には市房(いちふさ)ダムを視察し、昨年9月の台風14号では事前放流も含め、ダムの操作により被害を回避できたことについて説明を受けました。
洪水対応としては、ダムの容量を確保することが重要であり、事前放流についてもその重要性を再確認できました。

これから梅雨を迎えるにあたり、全国のダムにおいて引き続き、しっかりと洪水対応に当たっていただきたいと考えます。