首都圏をはじめ、多くの地域において、これまでに経験したことのない感染拡大が進んでいます。

感染力の強いデルタ株への置き換わりが急速に進み、東京では9割に達し、多くの地域で7、8割に達していると言われております。

また、感染者数の急速な増加に伴い、これまで低く抑えられていた重症者数も増加しつつあります。

本日、新型コロナウイルス感染症対策本部を開催しました。

各地域の感染者数、病床の状況等を踏まえ、まん延防止等重点措置に福島県、茨城県、栃木県、群馬県、静岡県、愛知県、滋賀県、熊本県を追加し、期間を8月8日から8月31日までとすることを決定しました。

対象地域では、飲食店における酒類の提供が原則停止され、テレワーク、不要不急の外出の自粛を徹底します。

先般、東京都をはじめ感染の急増地域においても、誰もが症状に応じて、必要な医療を受けられるようにする緊急的な方針をとりまとめ、本日もあらためて厚生労働大臣から説明がありました。

これは、全国一律のものではなく、感染急増地域において自治体の判断による選択肢を設けるものです。

引き続き、必要な病床の確保を進め、酸素の投与が必要な方はもちろん、重症化のリスクがある方には、医師の判断で入院して頂けるようにします。

自宅にいる患者についても、パルスオキシメーターや電話などで状態をこまめに把握し、症状が悪くなったらすぐに入院できる体制をつくります。
引き続き、こうした点を丁寧に説明してまいります。

デルタ株は従来とは比較にならない感染力を持つと言われており、国民の皆様にも、感染リスクに特に注意して行動して頂くようお願いします。

夏休み期間も、不要不急の外出、帰省や旅行は極力控えていただくようお願いします。

現在も、ワクチン接種は日々着実に進んでいます。

自治体、医療機関、企業、大学あわせて1日150万回のペースとなっています。

さらに、検査を進め、必要な医療体制を確保し、国民の命と健康を守るため、関係者一体となって、各地域でしっかりした対策を講じてまいりますので、ご理解、御協力をよろしくお願いいたします。