本日、知的財産戦略本部を開催し、「知的財産推進計画2021」を決定しました。
企業の知財戦略を強化することは、日本の未来への投資であり、企業の経済活動を活発にするだけでなく、文化的に豊かな社会を作るための重要な課題です。

第一に、デジタル時代に対応した著作権制度の改革に取り組みます。
コンテンツのデジタル配信に関する著作権処理を円滑にする仕組みを新たにつくり、様々なコンテンツを迅速に国民に届けられるようにします。このための著作権の制度改革について、2021年中に結論を得て、必要な作業を進めます。

第二に、企業の知財投資や活用を促進する仕組みを整備します。
知財投資に努力している企業が、投資家から多くの資金を集められるよう、企業の知財戦略の開示を促すガイドラインを作成します。

第三に、戦略的に重要な分野における標準化活動を促進します。
スマートシティ、ビヨンド5G、グリーンなどの戦略的な成長市場を大きくするため、官民による標準化活動に対する支援を強化します。

デジタル時代の熾烈な競争の中で、日本が、知財戦略の国際的主導権を確保することは、国の経済安全保障の観点からも重要です。また、知的財産は、地方にも新しいビジネスチャンスをもたらします。本日決定された「推進計画」を速やかに実行に移してまいります。

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