本日、東京都に緊急事態宣言を発出すること、沖縄県は延長することとし、期間は8月22日までとすること、まん延防止等重点措置は、埼玉県、千葉県、神奈川県、大阪府について、8月22日まで延長し、北海道、愛知県、京都府、兵庫県、福岡県について、7月11日で終了することを決定しました。

全国の多くの地域において、新規感染者数の減少が続いておりますが、首都圏においては、感染者の数は、増加に転じています。

一方で、東京では、高齢者のワクチン接種が70%に達する中、20%を超えていた感染者に占める高齢者の割合は、5%程度まで低下しています。

それに伴い、重症者の数や病床の利用率は、低い水準にとどまっています。

ワクチン接種が大きく進み、新型コロナとの戦いにも区切りが見えてきた中、東京からの感染拡大を避けるために、先手先手で、予防的措置を講ずることとし、東京都に緊急事態宣言を、今ひとたび、発出する判断をしました。

東京、沖縄では、飲食店における酒類の提供を停止します。

飲食店にとって、お酒の提供が、死活問題となっているとの声も耳にします。

協力金の支給の遅れが、経営問題に直結することのないよう、今後の措置にご協力いただける飲食店に対しては、協力金を事前に支払うことを可能とします。

全国でワクチン接種の加速化が進んでいます。
1週間の接種回数は900万回を超え、本格的な接種が始まってから2か月余りで、累計回数は、5400万回、高齢者の72%、全国民の27%が1回の接種を終えています。

今月末には、1回でも接種した人の数は、全国民の4割に達する見通しです。

一方、一部の自治体などから、ワクチンが足りないとの声が聞かれました。

配分方法の見直しや配分量をできるかぎり早期にお示しします。

9月までに、希望される全ての国民に接種が可能となる2億2千万回分の十分な量が確保されており、速やかな接種に万全を尽くしてまいります。

いま必要なことは、感染を抑えながら、ひとりでも多くの方に、ワクチンを接種していただくことです。

それによって、新型コロナとの戦いに終止符をうち、安心できる日常を必ず取り戻すことができると信じております。

皆様のご理解、御協力をお願いします。