新型コロナ対策について、関係閣僚がその状況や進捗を共有し、一日も早く安心の日常を取り戻すという目標に向かって、今後の対応について議論するため、本日、関係閣僚会議を開催しました。

全国の新規感染者数、重症者数は減少傾向が続いており、病床使用率も先月末の49%から25%まで減少するなど、大きく改善しています。

一方で、首都圏では新規感染者数が下げ止まっています。特に東京都では、この1週間の感染者数が1割程度増えており、リバウンドへの強い警戒感を保つ必要があります。対策を徹底し、状況に応じて対策の強化を含め機動的に対処します。
変異株に対しても警戒を続けてまいります。インドで最初に検出されたデルタ株に対しては、全ての都道府県で検査を実施します。

ワクチン接種については、直近1週間では800万回を超えて増えており、総接種回数は3,400万回に達し、1回接種した高齢者は、高齢者人口の半数程度になっています。
こうした中で、新規陽性者に占める高齢者の割合は先月末の17%台から直近では11%台まで低下しています。
医療機関で発生するクラスターの割合は、医療関係者への接種が始まる前の2月中旬には29%でしたが、直近では3%となっています。

今週から、企業や大学での接種が本格的にスタートしています。私も早速、会場を視察し、現場の方々から、「安心して仕事ができます」といった声を伺いました。一方で、昨日までに、3,700か所、1,500万人という大変多くの申請がありました。こうした状況を踏まえ、内容を精査し、今後とも円滑に接種できるよう、適切に対応してまいります。

引き続きスピード感をもって、対策を進めてまいります。

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