本日、緊急事態宣言について、北海道、東京都、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、岡山県、広島県、福岡県は6月20日で解除することとし、沖縄県については、7月11日まで延長することを決定しました。

まん延防止等重点措置について、北海道、東京都、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、福岡県を新たに対象とし、期間は7月11日までとすること、埼玉県、千葉県、神奈川県については、7月11日まで延長すること、岐阜県、三重県については、6月20日をもって終了すること決定しました。

全国の感染者数は5月中旬以降減少傾向です。
病床の状況も確実に改善されています。

しかしながら、地域によっては感染者数に下げ止まりが見られることや、変異株への警戒が必要であり、こうした中で、大きなリバウンドを起こさない、医療崩壊を起こさないためにも、対策は引き続き徹底してまいります。

ワクチンについては、直近1週間で730万回、1日平均100万回を超えるペースで増加しています。

今月末には、合計4000万回を超える見込みであり、全ての市町村で、7月末には、希望する高齢者への2回接種が完了する見込みです。

自治体、医療関係の皆様のご協力に感謝申し上げます。

既に、高齢者や医療従事者の新規感染者に占める割合は低下しているとの指摘もありますが、若い世代での感染拡大に留意が必要との指摘もあります。

企業や大学での接種も21日から本格的に始まります。今後、若い方々も含め、希望する全ての方々が1日も早く接種できるよう全力で取り組んでまいります。

昨日、国会が閉会しました。

デジタル庁の設置や35人学級、土地利用規制法や国民投票法などが成立しました。

この国会冒頭、私は国民の皆様の「安心」を取り戻し、「希望」を実現すると申し上げました。感染防止とワクチン接種の2正面の作戦に全力をあげ、1日も早く「安心」の日常を取り戻します。

そして、長年の課題に答えを出し、ポストコロナの強い経済を作り上げることで、「希望」をお届けしていきます。

これが「国民のために働く内閣」の使命であり、誠心誠意、取り組んでまいります。

皆様のご理解、ご協力をお願い申し上げます。