本日、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県に発出している緊急事態宣言を、3月21日をもって解除することを決定しました。

これまでの対策により、1都3県の新規感染者数は8割以上減少しております。
病床使用率も解除の目安を下回っています。こうした状況を踏まえ、解除の判断をしました。

これまでの医療、介護関係者の皆様のご尽力、国民の皆様、事業者の皆様のご協力に心から感謝申し上げます。

しかしながら、リバウンドが懸念されています。変異株の広がりにも警戒する必要があります。
今が大事な時期であり、国と自治体がより一層協力して対策を徹底してまいります。

感染の再拡大を防ぐため5本の柱からなる総合的な対策を決定いたしました。

①引き続き対策の中心となる飲食を通じた感染防止。
②変異株に関する監視体制の強化。
③感染拡大の予兆をつかむための戦略的な検査の実施。
④安全迅速なワクチン接種。
⑤次の感染拡大に備えた医療体制の強化。

皆様には、これまでの経験から学んだマスク、手洗い、3密の回避などの基本的な予防策を社会全体で共有し、続けていただくようお願いします。
政府としても情報発信を強化し、感染防止に必要なことを分かりやすく伝えていきます。また同時に偏見、差別などの防止に向けた取り組みも進めてまいります。

世界でもまだ闘いは続いています。
その中でも、一年間で分かってきたこともあります。
何よりもワクチンという武器があります。
一進一退はあっても、必ず先には灯りが見えてきます。

私自ら先頭に立ち、国民の命と暮らしを守り抜く覚悟で全力で取り組みます。
皆様のご理解とご協力を心からお願いします。