GoToトラベル:感染対策と社会経済活動の両立で観光や飲食事業を応援

来週２２日から「ＧｏＴｏトラベル」が始まります。

国内旅行代金について、３５％の割引を行います。
１人１泊あたり１万４千円、日帰り旅行については１人７千円が割引額の上限となります。
２２日以降の旅行が対象で、すでに旅行を予約している方々については、旅行後に申請をいただくことにより割引分が還付されます。
７月２７日以降は、旅行代理店、予約サイト、ホテルの予約システムなどで、準備が整ったところから、割引価格での旅行商品の販売をスタートします。
９月以降には、こうした旅行とセットで旅行代金の１５％に相当する額のクーポンをお渡しし、旅行先の土産物店や飲食店で使えるようにします。
これにより地域の幅広い業種への経済効果が期待されます。
回数や宿泊数に上限はなく、例えば３泊４日のひとり１２万円のツアーでは、４万２千円が割引となり、１万８千円相当のクーポンが付与されることとなります。

新型コロナウィルスについては、感染対策と経済再開を両立させていくことが基本方針です。
コロナのリスクをゼロにすることはできず、いわゆる３密を避ける、マスクや手洗いをするといった感染対策を行っていただいた上で、社会経済活動を徐々に再開させていかなければなりません。
今回のＧｏＴｏキャンペーンは、その活動再開の一環となるものです。
コロナで打撃を受けた観光や飲食の事業者の皆さんがこれにより事業を回復していただくことも期待しています。

現在、東京を中心に感染者数が拡大しており、中でも東京都は感染者数が突出しており、全国の感染者数の約半分を占める状況です。
この状況を踏まえ、今回のＧｏＴｏトラベルについては、感染症の専門家の会議にもご提言いただき、東京都を発着の旅行は除外することにいたしました。
このＧｏＴｏトラベルの実施にあたり、チェックイン時の検温、浴場や食事の際の３密の回避、若者や高齢者の団体旅行を控えること、旅行の申し込み時に接触確認アプリを積極的に導入することなどの感染防止対策が取られます。
こうした感染防止対策がなされた宿泊施設が対象となります。

これから夏休みの時期で旅行を考えておられる方も多いと思います。
感染対策に注意しながら、このＧｏＴｏキャンペーンをうまくご活用いただきたいと思います。