今日、東京2020パラリンピック一年前セレモニーが行われました。
安倍総理がフランスでのG7に出席のため、政府を代表して参加してきました。

東京オリンピックは来年の7月24日開幕、パラリンピックは8月25日の開幕で、いよいよあと一年となりました。
6年前の安倍政権発足直後に、開催地決定に向けて総力を挙げていたことを思い起こすと感慨深いものがあります。

安倍内閣では「推進本部」を立ち上げて基本方針を決定し、大会組織委員会や東京都などと緊密に連携して準備を進めてきました。
会場の整備はもちろん、セキュリティや暑さ対策、渋滞対策を進め、先月の国際オリンピック委員会の視察でも高い評価をいただきました。

日本全国の温かな思いの詰まった大会とするため、参加する国・地域とをつなぐホストタウンには416の地方自治体が登録されています。
横浜市はTICAD開催で交流を深めたアフリカの4カ国とイギリス、イスラエルのホストタウンとなっています。

さらに、日本の美を体現する我が国の文化芸術の振興とその魅力を発信するため、日本全国を舞台に「日本博」を展開していきます。

パラリンピックについても「パラリンピックの成功なくして東京大会の成功はない」との考え方に基づき、国としても環境整備に力を注いでいます。
ユニバーサルデザインに配慮したまちづくりや、 「心のバリアフリー」教育の取り組みを進めています。
パラリンピック一年前セレモニーに先立ち、私も「ボッチャ」を体験しました。わかりやすいルールで誰もが親しみやすい競技であると同時に、緻密な戦略と、正確に投げる集中力が求められる、素晴らしい競技だと感じました。
パラリンピックを契機に、障害の有無にかかわらず誰もが生き生きとした人生を享受することのできる「共生社会」を実現し、 次の世代につなげていきます。

令和の時代、新しい時代にふさわしい大会とし、東日本大震災からの復興を世界に発信する。
アスリートの挑戦する姿に世界中の方々と感動をともにし、史上最高の大会となるよう全力を尽くしてまいります。