皇位の継承が行われて新天皇陛下が即位され、5月1日から新しい「令和」の時代が始まりました。

4月30日の「退位礼正殿の儀」、5月1日の「剣璽等承継の儀」「即位後朝見の儀」に続き、昨日には御即位後初めての一般参賀が行われ、多くの方が皇居を訪れています。

天皇の御退位は、憲政史上初めてのことです。平成28年の夏に上皇陛下のお言葉があり、国民的な議論が高まりました。
そして、法律や式典、新元号など、多岐にわたる事柄について、多くの関係者のご尽力のもと、検討・準備が進められてきました。
官房長官は宮内庁を所管する国務大臣であり、皇位の継承がつつがなく行われたことに、正直なところほっとしています。
また、この10連休で国民生活に支障が生じないよう必要な対策も講じられており、今のところ例年と比べて大きな混乱は生じていないようです。

御即位を国内外の代表が寿ぐ「即位礼正殿の儀」が10月22日に予定され、来年には「立皇嗣の礼」が行われます。
また、御即位を記念して政府の各府省において慶祝行事等を行うことが決まっています。
国民各層に御即位をお祝いする機運が一層高まる中で、我が国の歴史の節目を彩る式典がつつがなく行われるよう、引き続き万全の準備を進めていきます。

多くの方が「平成」を振り返られ、戦争のない平和な時代について改めて思いを馳せるとともに、
新たな時代への希望や期待を胸に抱かれたのではないでしょうか。
新しく始まった「令和」の時代でも、一人ひとりが明日へ希望の「芽」を大きく花咲かせることができるよう、心新たに努力をしてまいります。