先週、拉致問題担当大臣として「忘れるな拉致」新潟県民集会に参加しました。

集会に先立ち、横田めぐみさんが拉致された現場を視察しました。
41年前、当時中学1年生のめぐみさんは、クラブ活動を終えて帰宅する途中に拉致されました。
友人と別れたあと、わずかな時間の間に自宅からすぐ近くの所です。
この41年という歳月を思うと、胸が張り裂ける思いです。

横田早紀江さん、曽我ひとみさんなど、新潟県で北朝鮮により拉致された被害者家族や、北朝鮮に拉致された疑いを否定できない方々のご家族と面会し、悲痛な思いをうかがいました。
集会には1000人を超える方が参加され、被害者のご家族を支えておられる方々の多さにも感じ入るものがありました。

政府ではこれまで帰国した5名を含む17名を北朝鮮による拉致被害者として認定し、拉致の可能性を排除できない方々も含め、全ての被害者の帰国に向けて全力で取り組んでいます。
北朝鮮との間では、北京の「大使館」ルート等、様々な手段を通じてやり取りを行い、拉致問題解決に向けてあらゆる努力をしています。

本年6月に行われた米朝首脳会談以降、北朝鮮を巡る問題に新たな流れが生まれました。
この機会を逃さないためにも、米国を含む国際社会との連携がこれまで以上に重要になります。
今月ペンス米国副大統領が来日した際に、総理との会談に私も同席しました。
北朝鮮問題に関する方針を綿密にすり合わせ、拉致問題の早期解決に向け、引き続き緊密に連携することを確認しました。

拉致被害者のご家族もご高齢になられる中、一刻も早い帰国実現が急務です。
拉致被害者家族に寄り添いながら、どんな小さなチャンスも逃さない決意で全力で取り組んでまいります。