今週、第4次安倍改造内閣が発足しました。
私は引き続き内閣の要である官房長官を務めることとなりました。

来年には、皇位の継承という歴史の大きな節目を迎え、その直後には、日本が初めて議長国を務めるG20サミット、さらに翌年は、東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。
日本が歴史の大きな転換点を迎える中で、新しく発足した内閣は、平成の、その先の新しい時代に向かって、日本を前に進める内閣です。

その新しい国づくりのなかで最大の課題は、国難とも呼ぶべき少子高齢化です。
これに真正面から立ち向かい、全ての世代が安心できる社会保障制度へと改革を進めていくために、
今回、新たに全世代型社会保障改革担当大臣が新設されました。
早速、昨日の未来投資会議において総理から指示が出され、
人生100年時代を見据え、生涯現役社会を実現するため、継続雇用年齢の65歳以上への引き上げなど、雇用制度改革について検討が始まりました。

今回の改造では、沖縄の基地負担減に加えて、新たに拉致問題を担当することになりました。
いずれも、この政権の最重要・最優先課題に数えられるものであり、身の引き締まる思いです。
本年6月に歴史的な米朝首脳会談があり、北朝鮮をめぐる問題は新たな局面を迎えています。
拉致被害者のご家族に寄り添いながら、あらゆるチャンスを逃さないという決意で、
拉致被害者の全員の1日も早い帰国を目指して全力を尽くします。

安倍内閣は発足以来、なすべきことの「座標軸」を明確に示し、政治主導で改革を実行に移し、経済や外交の再生に着実に成果を残してきました。
これからはさらに全世代型社会保障の実現を目指し、安倍総理を支えて、未来に向かって政治を前へ前へと進めてまいります。