昨日で今年の通常国会が事実上閉会となります。
平成30年度予算の年度内成立のほか、政府が提出した65法案のうち、60法案を成立させることができました。

安倍内閣では今国会を「働き方改革国会」と位置付けて臨みました。
長時間労働を是正するために初めて時間外労働に罰則を設け、
正規・非正規の間の非合理な待遇差を解消して同一賃金同一労働を実現するなど、
制度創設以来70年振りの大改革です。
待機児童の解消を進める改正子ども・子育て支援法も成立しました。
働く方一人ひとりの実情に応じた多様な働き方を選択できる社会を実現し、
同時に労働生産性の向上や成長と分配の好循環をもたらす改革で、
一億総活躍社会へ大きな一歩です。

TPP11協定が承認されました。
成長著しいアジア・太平洋地域の人口約5億人、GDP計約10兆ドルの経済圏において、
二十一世紀型の自由で公正なルールを確立するものです。
貿易・投資の活発化、雇用創出、企業の競争力強化など、我が国の経済成長につながります。
「良いモノが良い」と評価される広大なマーケットが生まれ、品質の高いモノを生み出して我が国の農業者や中小企業にとっても、大きなチャンスとなります。

27年ぶりの新税で外国人観光客誘致や地方の観光振興の財源となる国際旅客税の創設、
森林バンクを創設し、意欲ある経営者に森林の集約ができるようにした戦後以来の林業改革となる法律など、
観光や地方創生を後押しする法律も数多く成立しています。

自由貿易の推進、観光立国、地方創生、働き方改革、一億総活躍社会の実現など、安倍内閣が掲げる政策を着実に進める実り多い国会となりました。
これからも引き続き日本を前に進めるために不断の改革を進めてまいります。