今日、第85回目となる自民党大会が開催されました。

党大会は、自民党の最高機関として位置付けられ、毎年一度、全国から代表者が集まって開催されます。
昨年の情勢や政策の報告、今年の運動方針の決定、優秀党員や地方組織の表彰が行われます。
また、来賓として公明党の山口代表、経団連の榊原会長からご挨拶いただいたのに加え、
平昌冬季五輪で金、銀、銅メダルを獲得したスピードスケート女子の高木美帆選手、歌手の谷村新司さんがスペシャルゲストとしてお見えになりました。
私も自民党の一議員として毎年必ず参加していますが、今年は特に大いに盛り上がった党大会だったと感じました。

安倍総裁の演説の中で特に印象的だったのは、地元の長門市の具体例を交え、地方創生への決意を語ったことです。
長門市にある元乃隅稲成神社では、アメリカのCNNが海辺に並ぶ鳥居を紹介したところ、かつて年間2千人程度だった参拝者が昨年はなんと100万人が訪れ、
賽銭箱には25か国のコインが入っていたそうです。
買い物中心の旅からそこでしか見ることができない風景、そこでしかできない経験、体験型の観光に変わり始めているひとつの証です。
訪日外国人観光客を5年で3倍以上の2869万人に増やすことに成功しました。
2020年4千万人の高みに向けて、地方にとってチャンスはさらに大きくなります。
また、農林水産物の輸出が4千5百億円から8千1百億円へと増えていること、
この5年間の生産農業所得は近年の最高水準にあることを紹介し、
若い人たちが自分たちの未来や将来を、夢や希望を託すことができる農林水産業に変えていく決意を語りました。

他にも財務省の決済文書書き換え問題に対する信頼回復、昨年の衆院選へのお礼、
東日本大震災からの復興、中小企業支援や生産性革命といった経済、北朝鮮問題への対処、憲法改正など、
自民党が取り組むべき課題を一つ一つ思いを込めて丁寧に語りました。
壇上に掲げられた垂れ幕のように、『未来への責任を果たす実行の一年』となるよう力を尽くしてまいります。