新しい年を迎えました。

今年も官房長官として引き続き緊張感を持ってこの国を前に進めてまいります。
今年は来年以降に立て続けに迎える大きな行事に向けて大事な一年となります。

「天皇陛下のご退位に向けて万全を期す」
天皇陛下のご退位は来年の4月30日、皇太子殿下のご即位は5月1日に決まりました。
天皇陛下のご退位は江戸時代後期の光格天皇以来約200年ぶり、憲政史上初めてのことです。
準備を要する事項はご退位後の補佐組織、お住まい、元号の改正など多岐にわたります。
国民の皆様がこぞって寿ぐなかで天皇陛下のご退位、皇太子殿下のご即位がつつがなく行われるよう、万全を期していきます。

「オリンピックに向け、機運を盛り上げる」
来年にはラグビーW杯、再来年には東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。
オリンピック憲章では「スポーツと文化と教育の融合」した祭典としており、五輪一年前から全国で日本の歴史や伝統の色合い豊かな文化プログラムを本格的に実施し、五輪に向けて機運を盛り上げていきます。
横浜でもラグビーW杯決勝、五輪の野球、そして多くの文化プログラムが予定されます。こうした世界中から注目を集める大イベントの準備に大変重要な一年です。

「少子高齢化という最大の壁に立ち向かう」
昨年10月の衆院選では、再び大きな支持をいただきました。
安倍内閣の5年間の評価と今後への期待が込められていると思います。
安倍政権が経済再生最優先に取り組んできた結果、GDPは過去最高水準を更新し、国民生活にとって最も重要な雇用を大きく増やすことに成功しました。
今後は「一億総活躍社会」の実現に向け、少子高齢化という日本が直面する課題克服へIoT、ビッグデータ、AIなどの最先端のイノベーションによる「生産性革命」と、幼児教育の無償化などによる全世代型の社会保障に転換する「人づくり革命」に取り組みます。

今年も「準備」に万全を期す、北朝鮮の脅威に緊張感を持ってあたる、未来に向けて改革を実行に移す、選挙でいただいた負託に応えるべく全力を尽くしてまいります。